内容説明
織田信長に抗した五人の将、別所長治、荒木村重、吉川経家、松永久秀、清水宗治。かれらの滅びの姿を鮮烈に描く気鋭の歴史小説。
目次
今はただ恨みもあらず
我やさき、人やさき
ものがたり、御ききあるべく候
おみなえし、藤袴
名を高松の苔に残して
感想・レビュー
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レアル
56
その名の通り信長に敗れた男たち（別所長治・荒木村重・吉川経家・松永久秀・清水宗治）が描かれた短編集。短編の中には長編と違って物足りなさがあるものも多いが、こちらの短編は時代背景までしっかりと描かれていて、かつ登場人物もなるべく抑えて描かれているので、しっかりしたものを読んだ満足感を得られたのが第一の感想。そして私の場合あまり詳しくない歴史上人物の掘り起こしにもってこいの１冊だったかな。2017/12/04
