内容説明
慶応3年4月23日夜、坂本龍馬のいろは丸と紀州藩船が衝突、いろは丸は沈没した。123年後、いろは丸の水中調査が行なわれ、沈没の謎が解かって来た。
目次
第1章 事件の経過(衝突;沈没;鞆ノ津;鞆ノ津交渉;鞆ノ津会談決裂;鞆ノ津交渉余聞 ほか)
第2章 事件の謎を解く(いろは丸の素性は?;いろは丸の沈没によって大洲藩はどのような補償を得たか?;いろは丸購入者国島六左衛門の素性は? ほか)
第3章 おわりに(いろは丸事件の問題点;海難審判の観点からみたいろは丸事件の当否;両船航海日記のくいちがいについて;紀土両藩重役による応接の意義 ほか)