内容説明
古事記に新しい光をあてる。広く民族学・考古学・文献史料の総合研究と精力的な実地踏査によって古事記を解明。古代天皇家が古代韓国・辰王家の系譜と合致することを証明する画期的な書。
目次
オリエンテーション―高天原、天とは、神とは、天皇政治思想のルーツは…
古事記 上巻―日本の支配権を正当化した国生み説話と、先住民と大国主ら出雲・倭・磯城の首長を征服した伝承の真相(国造り神話;出雲神話;筑紫神話)
古事記 中巻―辰王家の崇神・垂仁の大和王朝、応神・仁徳の河内王朝と、新羅系景行・息長勢力の争いの曲折は(神武東征;崇神・イリ王朝の滅亡;応神天皇と武内宿禰)
古事記 下巻―倭の6王たちの皇位争いと、暴逆による辰王家の終末と、百済王家男弟王継体の入婿による飛鳥王朝成立と任那問題(応神天皇の太子;応神ワケ王朝の三韓収調権;応神ワケ王朝の滅亡;辰王家の最後と飛鳥王朝)