内容説明
日本人はどこから来たか。２０万年前から日本列島には、人間が暮らしていた。土に埋れた遺物が語るものはなにか！発掘を通して、太古の人々の謎に迫る、本格的ノンフィクション！
目次
第１章 宮城県の火山灰から（〈名人〉の誕生；石器文化談話会；座散乱木の発掘へ；前期旧石器文化の発見；発見と反響；さらに下層へ；原人文化か？；何が核心なのか）
第２章 前史と明石人問題（原始の発見；旧石器文化の全国化；前期旧石器問題の登場；明石人とは何なのか；遠藤・馬場と春成の論争；芹沢の苦闘と杉原らの批判；骨はあるのか；祖先はいつ？）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
牙魔
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なんで借りたかというと、プチ鹿島氏の「ヤラセと情熱」の中で石器捏造事件について本書に言及があったから。前半はとにかくあの藤村氏の「活躍」がひたすら描かれる。称賛と驚きに満ちた描写だが、いま読むとちょっとイジっていると言うかもしかして怪しいと感じてた？後半は明石原人など日本の化石人類の物語。石器の判定の難しさがよく分かった2023/06/12
