ｈｉｒａｒｉ、ｃｏｍｉｃｓ 理由もなく悲しくなるの

袴田めら

新書館（2014/11発売）

• サイズ A5判／ページ数 160p／高さ 21cm
• 商品コード 9784403671616
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[夏]

読んでて本当に理由もなく悲しくなった。この言葉に言い表せなさを上手いこと漫画にしてくれちゃって、しかもタイトルにしてくれちゃって、良い。百合漫画と言ってしまうと、百合に興味無い人がスルーしてしまうのがもったい無いと思えるほど、袴田めらさんの漫画の魅力がもっともっと広まれば良いのにって思えた。

2015/07/06

[しば]

椿ちゃんの持つ美意識に共感。絵より話重視、、、かな。想いあいつつちょっとズレるところとか、もう可愛いね。

2015/01/17

[R]

Amazon での評価が異様に高くて読んでみた．とても良かった……　こういう関係性っていいなと思いました

2022/02/27

[かみかみ]

袴田めらセンセはかわいらしい絵柄でなかなかドロドロとした粘度の高い話を描くという点で印象に残っていた。本作は椿と菊花という二人を中心に数珠繋ぎに展開される話。椿があれこれ菊花に独占欲を含む様々な感情を向けるも、終盤で見せた「好きな人がその人らしくあることに 邪魔するものがあるならば それを許しちゃいけなかった たとえそれが私自身であっても」というモノローグに百合の神髄を垣間見た。

2018/03/08

[ウイロヲ]

一巻読み切りだが、ダレることもなく、無駄な話もなく、目まぐるしく変わる立場、それがふたり（+１人）それぞれの視点で描かれているのがとても良い。非常に可愛らしい絵柄に反して、決して甘いだけの話で終わらない読了感については、【三人目】の苦みによるものかもしれない。とにかく、表題の感情について、良く描けている。

2015/07/08