内容説明
つらい体験から人間不信になったラブラドール・レトリーバーのサミーは、保護施設を脱走し、人間に変身できる犬たちが暮らすという楽園のような町マッドクリークを目指す。逃げた犬の足取りを追ってきた動物愛護活動家のラヴは、たどりついた町のダイナーで、探している犬と同じチョコレート色の髪を持つ美しい男の姿を見るのだった…。人気シフター・ロマンス、「月吠え」シリーズ第4弾!
著者等紹介
イーストン,イーライ[イーストン,イーライ] [Easton,Eli]
牧師の娘、プログラマー、ゲームデザイナー、パラノーマルミステリーやファンフィクションの書き手、有機野菜畑の主などさまざまな顔と名前を持つ。今やそれにくわえてM/M作家としての顔も持つようになった。現在ペンシルベニアの農場で暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
21
動物愛護活動家ラヴ×処分直前でクイックになったラブラドール・サミー。ラヴが愛情表現を相手を見ながら忍耐強く続けていくのが素晴らしい。マッドクリークの経済問題も解決の目途が立って、ますますクイックたちの幸せな生活が出来そうで良かった。2022/04/03
しましまこ
21
待ってた新刊。今回は虐待され処分寸前のラブラドール・レトリーバーとわんこの保護シェルターの運営者。ラブもいいけど更なる保護活動と、実はかなりの貧乏町マッドクリークの財政問題解決まで。今回も面白かった。2022/02/13
モルテン
15
今回のCPも良かった。犬シフターの集まる不思議な町でのロマンス。今回のCPは人間嫌いのドッグシェルター経営家ラヴと虐待に遭い男性に恐怖心を持っている黒ラブラドールのサミー。前作でちょっと登場して良い味を出していたラヴが主役になってやっほう!シリーズ前作までの登場人物たちも登場して楽しい。ファンタジーでありながらリアルの落としどころもちょうどよい。そしてシリーズ通して描かれる犬のけなげさや真摯さが今作もたくさんで満足。2022/04/21
chisarunn
10
スパークを得て人間になる能力をもったワンコたちの月吠えシリーズ第4弾。読み始めて15ページでもううるうるくる、ワンコ好きにはたまらない。自分は別にワンコ好きではないのだが、このシリーズは好きだ。初めは童話のようなファンタジーだったのだが、前巻は正体不明のウイルスの話で疫学と福祉について熱く語られていたし、今回は財政と雇用の話で何かどんどん、こんな町がもしかしてあるんじゃ…という気にさせられる。それは(社会的)弱者のためのアルカディア、と言ってもいいかもしれない。ほんとにこんな町があったらなあ。2022/02/18
chisarunn
6
夏には5巻が出るという予定らしかったがまだ出てない。まだ出てないよね?待ちきれないのでこちらを再読。2022/11/07