モノクローム・ロマンス文庫<br> 夏の離宮―叛獄の王子外伝

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モノクローム・ロマンス文庫
夏の離宮―叛獄の王子外伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 195p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784403560415
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

宮殿の庭園をふたりが歩いて行く。ここはイオスの「夏の離宮」。デイメンの母が庭園を設計し、19歳のデイメンがかつて狩りに熱中した思い出の離宮。運命を決したキングスミートでの裁判、カストールとの最後の戦いの後負ったデイメンの傷もようやく癒えてきた。アキエロスの政情はまだ不安定で、ローレントの即位もこれからだ。忙しい日々を送る王と王子は、ここでならゆっくりと二人だけの時間を作ることができる。ローレントは戸惑いながらもいつもより素直な表情をデイメンに見せる―。「叛獄の王子」エピローグとなる表題作ほか3作を収録した、「叛獄の王子」外伝。

著者等紹介

パキャット,C.S.[パキャット,C.S.] [Pacat,C.S.]
「叛獄の王子」三部作の作者。メルボルン生まれでメルボルン大学を卒業、現在もメルボルンに暮らしながら物語を書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルテン

28
4つの短編どれもすごく良かった。「夏の離宮」と「布商人チャールズの冒険」は、本編後の2人の姿を違った視線で追うことができて満足。「春の青さはうたかたに」は、2人の青年の過去、タイトルどおり青い時期を垣間見る。その後の物語を知っているからこそ、読後に胸にぴりっとした痛みが走る。そして「色子語り」は、この世界に生きるすべての人たちが、それぞれの思惑を持ってそれぞれ必死に生きていることが感じられて素晴らしかった。アンケルが王子側につくなら大丈夫だろうと思える力強さ。もっともっとこの世界に浸っていたい。2020/03/15

はなちゃん

10
「夏の離宮」本編で話に出て来たあの離宮を本当に読めるは幸せ。離宮で働く人々の心中を思うとちょっと笑える。「色子語り」私の中では嫌な奴でしかなかったアンケルが意外に可愛くてツンデレなのが良い。これを読んだ後本編を読むと一味違うかも。「春の青さ」この話の続きを知っているだけに辛い。「布商人」これ一番好き!彼の目から見たイチャイチャも楽しいし、彼のこの後の驚愕を考えただけでも爆笑。2022/06/21

きなこチロル

8
【叛獄の王子外伝】短編4つ。『夏の離宮』雑誌既読。全てが終わり、心ゆくまでゆっくりと過ごす二人。『色子語り』売春宿から飛び出して色子まで強かに登り詰めたアンケル。ベレンシェに好意を寄せていて、無事に会えただろうか。『春の青さはうたかたの』雑誌既読。ローレント の近衛隊長ジョードと貴族の息子アイメリック。結末を知っているので、切ない。『布商人チャールズの冒険。』ローレント とレイメンと一緒に行商するチャールズ視点。チャールズまじいい人!!!ラストは気分爽快。チャールズの冒険もまた書いて欲しいなぁ。2020/05/06

じゃすみん

5
チャールズ最高w 短編が4作。冒頭があまりにイチャイチャで、薄いとはいえ全編これだったらどうしようと不安になるほどのイチャイチャだったのでちょうど良いかも。また最後が笑える話で楽しく読み終われて良かったです。ジョード……( ; ; )   2023/05/16

*ちえ*

5
B電子.イラスト入り。シリーズ番外編。主人公2人の甘さあり、色子アンケルのお話とジョードとアイメリックの話は本編読んだ後だから切なさ倍。その後「布商人チャールズの冒険」楽しかった。チャールズいい人過ぎ!海外翻訳苦手だったけど、このシリーズは番外まで楽しかった!2021/06/20

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