内容説明
FBI、地元の保安官補を経て民間傭兵派遣会社EE社に入ったトム・ブードロウは一月前にある動画を受け取っていた。その中で尋問を受けていた男こそが、トムの新たなパートナー、プロフェットだった。もと海軍特殊部隊でCIAの工作員をしていたプロフェットは、研ぎすまされた武器のような最強のエージェント。だが性格に難あり。そんな彼らに殺人事件の調査が指示された。被害者はプロフェットの幼なじみの弟。情報を探るため地下ファイトに潜入したトムは自らの闇に引きずり込まれる。そしてプロフェットもまた過去の亡霊に掴まっていく―。注目の新シリーズ開始。
著者等紹介
ジェイクス,S.E.[ジェイクス,S.E.] [Jakes,S.E.]
M/Mロマンス作家。家族とニューヨークに在住
冬斗亜紀[フユトアキ]
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感想・レビュー
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アン
76
元FBIと保安官補だったトムと元CIAと海軍特殊部隊だったプロフェットが民間傭兵派遣会社EE社でパートーナーを組むことになった。過去に囚われ、誰にも話す事も触れることもしたくない苦しみを抱えている厄介な二人。ちょっと近づいたかと思うと、そんな事なかったように争うから甘い雰囲気なんて一瞬だけど、二人の間に流れる空気は確かにお互いを求めている感じがする。SEALSとかFBIものが大好きな私には堪らない内容でした。トムの能力は特殊感出してるわりに、それほど発揮されていないのも今後どうなるのか楽しみ。 2017/03/09
miyu
45
好きーーー!大好きーーー!!(大切なことなので2度言った)デカくてタフな男二人が好み過ぎて読んでて即死しそうに。特に表紙絵だと右のトム(195cm36歳・元FBI)が好きだが主人公は金髪のプロフェットで作者もきっと彼が推しメンなんだと思われる。トムは正直言って足手まとい的なシーンもあった(プロフェットへの執着ゆえだけど)それでもモノトーンの部族風タトゥとか、あんなとこにまであるボディピアスとかトム反則!「女よりも男が悦ぶ」ってどゆこと?!(笑)男臭い二人リバりつつの展開に目が醒めるが話は解決せずに次巻へ。2018/05/06
くたくた
39
“こういう時"に使いそうな形容がせっせと羅列されてるせいで人物の印象が散漫になってしまい、めっぽう入り込みにくい。キャラは魅力的だし、なにしろ傷だらけのいい男どもだし、謎も半分くらいは見えてきてるし、面白いと思える要素は満載なんだけど、どうにもキャラのイメージを作りにくい。でもとりあえず、トム<プロフ<キリアンの順で好み。それでも既刊のあと2冊は読むし、4巻目も翻訳されたら読む。次巻以降、キリアンの正体が知りたい。2023/01/31
そらねこ
33
やっぱりな…リバだった…。海外小説の場合、必ずと言っていいほどリバりますw 別に地雷じゃないからそこはまぁ、良いんですが、プロフが世話焼きだったり、トムが可愛かったり、でも身長がトムが高いとか、結構日本のBLの企画から外れてるからとまどった。エチシーンは大型犬が二匹くんずほぐれつなので、どうしてもよりリアルなモノを想像しちゃいましたよ…(;'∀')二人の間には甘い雰囲気も確かにありますが、まだまだくっつくには色んなトラウマや事件を乗り越えてからのようですな。お話自体は海外ドラマのようで面白い♡2017/08/12
きょん
31
過去にトラウマを持つ同士が出会うけど、そうそう簡単に自分の傷も晒さないし、癒されたりもしないんですね。これがアメリカンマッチョというものなのかしら?テロリストやスパイも絡んで、謎のスケールが大きそうなので、続きが楽しみ。2015/12/26
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