内容説明
コロラドの小さな町コーダで、親の店を継いで働くジャレド。小さな町で、ゲイとして生きるのは簡単ではない。トラブルをおこさないように静かに暮らしながら、自分はこのままひとりで生きていくのだろうと思っていた。マットが目の前に現れるまでは。新しく町に越してきた彼は、警官で、ストレートで、そしてジャレドとほとんど一瞬で気が合った。同じ時間を過ごすうち、ジャレドは自分たちが友人としての一線を越えようとしているのを感じる。だがその先に何か望みがあるのだろうか?もしなければ二人は友人のままでいられるのだろうか?そして迎えたジャレドの誕生日、それは運命の夜となった―。
著者等紹介
セクストン,マリー[セクストン,マリー] [Sexton,Marie]
アメリカ・コロラド在住。コーダ・シリーズをはじめとする現代もののほか、ファンタジー、SFなど多ジャンルでM/Mロマンス小説を執筆。別名義A.M.Sextonでも執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
60
2017年137冊め。再読。コーダシリーズの1作めで、2作めを読む前に復習。家族における自分のポジションというものが一つの鍵で、今回は母親の言動に注目。 2017/02/11
nono
42
BL。M/Mの翻訳。小さな町故に臆病にもなるジャレドと偏見の多い警官のマット。友人から恋人へとゆっくり二人のあゆみ。素直に気取らず二人の仲が進展していく様が良かったです。思わぬリバには吃驚しましたが海外作品には多いらしいし、それが自然に受け止められる。ゆったりこの世界を堪能。スピンあれば読みたいなぁ。楽しく読了。2016/03/13
扉のこちら側
34
初読。2015年239冊め。ジャレドもなかなかアウトドア派なんだな。最近M/M小説を研究(?)しようといくつか読んでいるが、日本のBLとはやはりスタンスというか前提が違うんだなというのがわかってきた。BLではここまで葛藤がメインに置かれない。雰囲気感じるのに原書で読むのも面白いかと思うけど、電子書籍機器がないからなあ。2015/03/09
扉のこちら側
32
再読。2015年610冊め。アメリカの保守的な田舎町の雰囲気は、小説で読む分には(舞台として)悪くない。家族関係や職場のことなども、アメリカらしい葛藤だな。2015/06/01
菫子
30
ゴーダシリーズ1作目(原題 Promises)。初めて読んだM/Mロマンス小説!愛がすこしずつ育まれていく繊細な感情が易しい言葉で丁寧に書かれていて素晴らしい。マット(警官/ストレート)が葛藤しながら本当の自分を受け入れて人生を切り開いていく姿に萌えるだけでなくすごく感動しました。MMの性描写には(初めてなので)驚いたけど、強引さがなく優しいものなので抵抗なく読めました。大自然の中で過ごすふたりがきらきらして眩しいです。初めてのM/Mロマンスとしてオススメ!しあわせな気持ちになれます!2018/12/06
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- REV SPEED 2017年4月号