内容説明
霊感体質の女子高生・杏はヴィクトールたち椅子工房「TSUKURA」の面々と共に、隣町の文化センターに来ていた。来月に閉鎖されるというこの施設で使用されていた古い家具類を買い取るためだ。小椋の話術もあり、交渉は円滑に進む。だが遅れてやってきた取引相手の一人が、たくさんの不気味な子どもの幽霊をその身にまとわりつかせているのを杏と雪路だけが見てしまい…?杏とヴィクトールのムズキュンなやりとりからも目が離せない!!ふんわりオカルティック・ラブ第六幕。
著者等紹介
糸森環[イトモリタマキ]
9月7日生まれ、乙女座。小説家。主な作品に「花神遊戯伝」「かくりよ神獣紀」(KADOKAWA)、「恋と悪魔と黙示録」「お狐様の異類婚姻譚」(一迅社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mariann
23
ホラー味が強め。けどかなりの数の幽霊と事件の大きさが比例しない気が… いや、あのチャーチチェアが海外から引き連れてきたのか?壮大! 今回は雪路との絡みが多かったのでヴィクトールを欲した。そんで乱読な私は加納くんと上田くんの話は記憶が朧で。うーん… 2023/08/22
よっしー
20
怖かった…その光景を想像するだけで怖かったです。杏と雪路の遭遇する怪異が中心でしたが、ヴィクトール含む大人組の面々も様々な違和感を感じていたようで…。全てが紐解けて良かったと思う反面、本当に怖い展開でした。おかげで、恋愛方面のほっこりにもそこまで癒されず…。ホラーな部分に引っ張られすぎちゃったかな。2024/09/17
陸抗
18
ホラー要素も人間怖怖要素も増し増しで、怖いもの尽くめだった。序盤の糖分高めの展開は、それでか!子供と大人、各々で違和感を感じたお陰でヴィクトールが真相を暴いて、これでやっと救われたんだろうか。2024/09/22
由貴
5
ホラー的な怖さと、人間の怖さと、少しのときめきと。今回はホラー的な意味でも人間的な意味でも怖さ増し増しだった。好きなシリーズだから次巻で最終幕なのが残念。けど予告的に杏とヴィクトールの関係が進みそうで楽しみ。2024/01/01
アイ
3
今回は幽霊怖かったけれど、人間の方が怖い!ラストで隠したものは次で解決するんだよね?次で終わりなのはショック。10巻くらいまでは出てほしかったな。2023/06/19