内容説明
十九世紀半ば、ヴィクトリア新女王が戴冠したばかりの大英帝国新時代。植物採取の旅を終えたネイサン・ブルーは数年ぶりに故郷ロンドンへと戻ってきた。帰国してすぐ、ネイサンは幼馴染みで出資者のロンダール公に巻き込まれる形で、七色に咲くという幻のチューリップを探すよう、女王直々に命じられる。そんな花は存在しないと思いつつ、彼らはかつての目撃情報を頼りにカンタベリーを訪れるが…?比類なき公爵家のプラントハンターと奇蹟の花々をめぐる物語、ここに開幕!!
著者等紹介
篠原美季[シノハラミキ]
小説家。香谷美季のペンネームで、青い鳥文庫でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
27
今回の主人公ネイサンはプラントハンターだけあって、頭も切れ、腕も立つ、そして美青年。そしてなぜかその美貌に執着している幼なじみのロンダール公爵リアム。二人の気さくな友人関係が良いです。妖精と関わりがありそうな謎が多い、新しいネイサンの助手レベックも興味深いですね~。次も楽しみにしてます♪2019/07/07
ミナ
9
新シリーズも定番の美青年と主人公大事の相棒がいる話。七色のチューリップ探し。七色のお花を探すなんて『花の子ルンルン』やないかい!と思った。七色の花があったら気持ち悪そうと思ってしまうけどなぁ。生活に余裕がある方々の趣味にかける費用のでかさは本当にすごいわー。2019/07/28
紅羽
7
植物+ミステリ作品。プラントハンターのネイサンは女王から七色のチューリップを探すよう命じられ、調査に乗り出す事に…。ヴィクトリア王朝という時代背景に妖精…そんな世界観が、個性的な登場人物たちをより魅力的に引き立てている。今回の新シリーズも続きが楽しみです。2019/08/23
ゆうら
6
ミステリーなのかと思いきやファンタジーだった。ヴィクトリア朝という時代設定がいいね。プラントハンターのネイサンとその友人で、公爵のウィリアム、謎めいた助手のレベック、登場人物も面白い。続きがあるようなのでまた読んでみたい。2021/01/28
☆kubo
6
とくにこれといって引っかかる所がなく流し読み。2019/09/20