内容説明
記憶を失ったニコラルーンは去った。遠い昔、少年ルシファは、はかなげでやさしい面差しの彼に、性別を誤解したまま、ほのかな恋心をいだいた。賞金稼ぎのルシファがまだ14歳で、“母”・マリリアードの想いを受けて、人を大切に思うことを学んでいた頃…。ルシファはかすかに心痛む過去の夢とも訣別し、アル・ジャアファルへの復讐を誓う。
著者等紹介
津守時生[ツモリトキオ]
10月1日生まれ。多戸雅之名義で執筆の「緑の標的」(小説ウイングス創刊号)でプロデビュー。その二年後、津守時生名義で本格的にプロ活動開始。代表作に「ショウ&クラウド」シリーズなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
32
この本の趣旨は「人は守りたい人がいれば変われる」ってことなんでしょうかねぇ。ルシファードもラクロアも普通の男性だったら胃に穴が開いているはず。美魔女って現実の世界でもてはやされているけれど、これってオルガやパラオが色っぽい声で悩殺したりしたら普通だったら引くけどねぇ。やっぱり男性は忍耐力があると思うべきか・・。いやいやただのすけべぇ?。私は23年分を一気に読ませてもらったから文句の言える筋合いはない。23年もの間読者を引っ張り続けてきて中途半端な終わりは作者さんの愛読者に失礼だと思う。しっかり〆て欲しい2022/04/16
ネムコ
30
ルシファーが着任して3ヶ月⁉ もう22巻でっせ? ゆっくりにも程がある…。まあ、今回も楽しく読ませて頂きました。久し振りにマリリアードに会えたのが嬉しかったなv しかしニコラルーン、仮にも諜報部員のくせに、少年ルシファーに助けられてんじゃないよ! っていうか、足引っ張ってるし。逆差別と言われても、もうちょっとしっかりしようよ…。2018/11/13
まりもん
18
ルシファードとアラムートが組めば完全犯罪できそう。マジでブレッチャー司令官やっちゃって欲しい。2018/11/26
tsuneki526
14
図書館本。えーと、題名の意味するところって何だったのでしょう。内容と言えば緊張感ないし、何の話していてもどうでもいいやって感じ。もはや、クズ男だとわかっているのに別れられないダメ女の気分。だから次の巻も読むんだよね。2020/03/06
ときわ
8
今回一番びっくりしたのが、まだ赴任3か月と改めて書いてあったこと。ルシファーも時々忘れてるらしいが私はすっかり忘れてた。どんだけ寄り道して書いてるんですか?津守さん。最近少しストーリーがさくさく進み始めたなと感じてます。で、そこで気が緩んだのか終わりの方では思い出話・・・・。あまり遊ばないでこの際どんどん話を進めてもらいたいです。2018/11/26