内容説明
あなたが怖くて入れないそのお店、代わりに入って食べて、生きてるか死んでるか、判定しましょう。ぐだぐだの日々を送っていた小説家&マンガ家の二人は、ある日友人のススメを受けて、そんな企画をぶちあげた。まずは手始めに、近所の謎に満ちた外観の中華屋さんから。そこから始まる恐怖とリバースの冒険とは!?なぜか完食ルールも発生し、友人&担当ズも巻き込んだ、グルメエッセイならぬ「死んでる店」探しの突撃体験エッセイ。
目次
最初の試練 大泉学園篇
二回目の試練 大泉学園洋食篇
三回目の試練 中央線沿線篇
四回目の試練 馬場の次は早稲田界隈篇
五回目の試練 肉はよく焼いて焼いて篇
最後の試練… 最終兵器と○こ篇
おまけ 恐怖の中華飯店篇
著者等紹介
菅野彰[スガノアキラ]
小説家。福島県在住
立花実枝子[タチバナミエコ]
マンガ家。岡山県出身。BE‐LOVE(講談社)掲載の「いつかは三重奏」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小梅
63
いやぁ~面白かった! 菅野彰って男性だと思って読み始めてたけど、どうやら女性だったらしいです。イラストは漫画家の立花実枝子。近場に住んでる2人、大泉学園の練馬区内と新座市内に居住の為、取材してる店が大泉学園や田無で、私にとって馴染み深い地域だったので、更に面白かった。田無の焼肉屋は新青梅街道沿いにあって、バイクで通る度に「1050円で焼肉食べ放題」って…怪し過ぎる〜と思ってた店でした。2014/03/03
藤月はな(灯れ松明の火)
50
元々は「まずい、このままだと屑人間になってしまうっ・・・!」という危機感から「街を探索すれば回避できるんじゃね?」として始まった企画。しかし、これが抱腹絶倒の涙と怒りと脱力の地獄の珍道中の始まりとなるとは誰が予想していようか!「とんねるずのみなさんのおかげでした」の「汚なトラン」はかなり、良心的な方であると確信させるヤバい店の内装や御客に出すのも躊躇われるのに保健所の許可は取れているのか分からないリバース必至のヤバい料理、崩壊寸前の精神の砦!最後に一言。敵前逃亡も立派な策の一つです、ウンポコ・レンジャー!2013/03/22
カナン
45
下手なホラーより遥かに怖いわ! 命懸けの衝撃的グルメ(?)ツアー本。古くとも小汚くとも店主の愛想が無くとも客足が途絶えない人気店がある一方で、誰もが必ず一度は何処かで目撃し、黙って一歩二歩と後ずさったことがあるだろう、確実に「お亡くなりになってますね…」としか云えないやばい店。内輪ネタ満載のほのぼのとした雰囲気は最初だけ、早々に読んでいる方までも眩暈と吐き気に襲われるデンジャラスな店、店、店! しかも特攻していくのは基本的に女性二人だというのだから体張り過ぎである。行きたくないと云うより最早死にたくない。2014/05/08
ウィズ
40
この企画をやり遂げた著者達に誰かメダルをあげてください(笑)!!2013/10/26
だーぼう
35
面白いという要素がなけりゃ、とうの昔に放り投げてた。食欲を抑えたい方に読むのをおすすめしたい。ブログに感想を書きました。2014/10/21