内容説明
男に生まれたのに、聖レーミッシュ帝国の皇女として育てられたアレク。悪魔を祓う聖祓魔師ノエルに協力し、現在は藤花選帝侯国に滞在中だ。そこへ帝都よりとんでもない知らせがもたらされた。隣国ルスラントからの侵攻、選帝侯達の裏切り―しかもそれらを立案したのは猫バカの宰相!?「俺は偽者の皇女だけど、逃げるのはやだ」。そう戦いを決意した“麗しの薔薇姫”だったが、ルスラント皇帝が正式に求婚してきて…?王宮ファンタジック・ロマン、堂々の完結。
著者等紹介
和泉統子[ワイズミノリコ]
熊本県在住。「夢から来た手紙」で第30回ウィングス小説大賞期待作を受賞、同作品で、小説ウィングス’06年春号にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
14
いきなり、ファンタジー戦記ものな展開になりましたが面白かったです!アレクの魅力全開(皇女義勇軍とか)で、アレクだけでなく、他の人々の思惑も意外な感じで最後まで持って行かれましたね。姉・兄・弟の今後が何としても知りたいです!(笑)2011/08/11
ゆり
10
完結。まさかこのような結末になるとは!確かに最後までアレクが不憫な……(笑)。ジークも食えなかったけれど、藤花選帝侯は上をいっていたなあと思いました。優秀で忠誠心にあついハンセン兄妹達とアレクの共同戦線が楽しかった。ノエルの活躍もさすが。(最後の四人の場面はしびれました。)ジークもナターリエさんも現状で幸せそうなのがほっとしました。ところでアレクのお嫁さんは一体。個人的にはマーリを推したい。2016/05/17
まりもん
10
ヴィルヘルム叔父がまさかの裏切り。猫の代金が賄賂?なんて色々と不穏な動きが活発。 アレクも人質にされそうになるが、いつもの考え方を発表して味方を増やしていくのはやっぱりノエルがサポートしているのもあるよね。 結局、裏切ったと思っていた叔父は更にその先の計画も考えていて本当は裏切っていなかったという答えが出た時は安心した。 ルスラントの皇帝ともアレクのアイディアで決着を早めることも出来たしこれでジークが聖レーミッシュ帝国の皇帝になると思ったらアレクが皇帝に。 男ということも市民に解ってもらえて良かった2011/08/10
RAKUSI
6
シリーズ完結。姫君返上がこんな形になるなんてアレク不憫です(笑) ヴィルヘルムは食えない人でした。上手くまとまって、良い終わり方でした。2017/10/06
サバ缶
4
大団円で良かった。2011/09/02
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- 和書
- おもしろい紙のはなし