内容説明
美しくてやさしい、まるで守護天使のようなその人を見て、僕を育ててくれたツィガーヌの老女は、震える唇で「ミュロ」と、忌まわしげに呼んだ。「あれは生ある者ではない」と…。その青年・ヴィクトルとの出会いから、僕の周辺では奇怪なことばかり起こるようになった…。カフェ・イリスでしがないピアノ弾きをしている僕。貴族の家を捨て、二度と人前でヴァイオリンを弾かないと決めた僕。そんな僕にヴィクトルはある曲をヴァイオリンで弾いてくれという。十九世紀末のパリを舞台に、華やかで恐ろしい物語の幕があがる。
著者等紹介
鷹守諌也[タカモリイサヤ]
5月17日生まれ、牡牛座・AB型。長野県在住。第2回ホワイトハート大賞佳作を受賞した「永遠の刻」(講談社)でデビュー
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