内容説明
大学生のための格安シェアハウスに卒業後も暮らす小糸。クラフト作家として細々と生計を立てながら、同じく会社が近いという理由で住み続けている八木への想いが育たないよう心を抑えていた。そんな時、家主の孫・服部が突然放浪の旅から帰国する。やたらと小糸を構う服部を警戒するように過保護になっていく八木に、どうしても期待してしまう小糸だが…?シェアハウスの最後の住人同士、年下攻スロー・ラブ。
著者等紹介
安西リカ[アンザイリカ]
小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょん
19
会社員×クラフト作家。大学時代から住み続けるシェアハウスを皆卒業していき、二人だけの生活の穏やかさが描かれるニアっぽい雰囲気だけでも好き。思わぬ来訪者をきっかけに関係が進むが、攻兄が受の初恋相手というのに驚いた。攻家族の一見開放的で進歩的な友達家族にみえて、きわめて保守的というのもあるあるだと思う。2025/02/08
あやちゃま
8
シェアハウスで同居。面白かった。攻めの好意がバレバレなのに気付かない受けが可愛い。最後まで名字で呼び合う2人にほっこりした。2025/01/22
史
4
甘い。とても甘い。意図したものではないけれども、二人きりの生活が続いていて、だけどお互いに本性を語らうことは出来ずにいた。そこに不穏が混じって危機一髪。そうして互いが思いあっていたとわかれば、もはや愛の交わりは止まらない。過去との餞別をする二本目と幸せな瞬間の三本目もまたその愛をより濃く感じるものとなっております。少し起伏は薄いけれども、この甘さはとてもたまらない。好きですねぇ。2025/01/21
ヒトコ
3
みなさんの感想で読みたくなった作品。 久しぶりに初読み作家さんのBLを読んだ。 シリーズものばかり読んでいたので、ふたりが想いを確認し合うまでがとても新鮮で微笑ましく思えた。 数年前から地元書店のBL小説棚が随分と縮小され、書店で読んだ事のない作家さんに出会う機会が少なくなった様に思う…。2025/04/20
emimn
2
★★★★ honto2025/06/02