出版社内容情報
安西リカ[アンザイリカ]
著・文・その他
市川けい[イチカワケイ]
イラスト
内容説明
男性オメガの有は、つき合って七年になるベータの恋人・道隆と同棲中。いまだ発情抑制剤を手放せなくても、一緒にいられれば幸せだった。そんなある日、有は道隆とつき合う前に一度だけ関係を持ったアルファの嘉納と再会する。彼は有が仲間と立ち上げた会社への支援を取りつけた投資集団の代表で、有とのことを忘れていなかった。道隆が好きなのに、嘉納と会うごとに強制的に発情を促され苦しむ有だが…?
著者等紹介
安西リカ[アンザイリカ]
6月15日生まれ。双子座・B型。小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
21
付き合って7年、同棲中のβ道隆×Ω有。仕事の関係で、昔一度だけ関係を持ったα嘉納の登場で波紋が起きる。相手の機嫌を損ねない様にする為とはいえ、二人きりで食事を繰り返したりスーツを誂えて貰ったりするのは、有の危機管理能力を疑ってしまってハラハラした。体の相性も大事だろうけど、人生それ以外の時間の方が長いのだから性格が合う方が大事だと思うので、落ち着くところに落ち着いてくれてホッとした。2022/11/27
しましまこ
13
オメガバース、しっとりロマンス。2022/10/06
嵩実
11
ちょっと面白すぎて久々に感想書いとこうと思ってしまった。オメガバース物は、嫌いでは無いけれど読みつくした感はあって、期待値は上がらなくなっていたのですが、まだまだこんな切り口があったのかと驚いた。安西さんのオメガバースといえば、『運命の向こう側』が傑作なのだけど、こちらもオメガバ設定に挑戦する良作でした。しかし安西さんの登場キャラの好感度の高さは毎回すごい。今回は特に、あのアルファ設定だからこその説得力だよなぁと。アルファ×ベータもこのまますんなりいかないだろうから、当然スピン希望です。2023/01/16
史
4
作者読み。オメガバースと、一夜の恋と、ずっと続く恋愛。自分が思う悲観よりも、誰かの思いの方が強い。だからこそ、その悲観を吐露して前に進めば、より結ばれる。という形。悪くない。2024/01/29
きなこチロル
4
オメガバース。道隆βと有Ωは大学の時出会い、付き合って同棲して5年と安定したカップル。ところが、かつて、一度寝たαの嘉納が仕事相手として現れ、求められてしまう。本能か愛か。色んな解釈があるだろうけど、もうちょっと拗れちゃってもよかった気はする。書き下ろしはαなのになんだかかわいい嘉納と嘉納の行きつけのレストランのギャルソンの伊吹β。道隆目線で。さらに書き下ろしはダブルデート。オメガバっぽさはなかったけど、道隆と有が一緒に人生を歩むという決意が感じられてよかった。イラストはちょっと残念だった…2022/10/03




