出版社内容情報
菅野 彰[スガノアキラ]
著・文・その他
麻々原絵里依[ママハラエリイ]
イラスト
内容説明
作家・白洲絵一。本名・神代双葉。かつて捨てたその本当の名前を、若い愛人であるところの時代小説作家・伊集院宙人は、若い愛人であるところの時代小説作家・伊集院宙人は、大切に呼ぶ。二人は、うっかり撮られた写真のおかげで、全世界的に認知された恋人同士だ。だが、訣別したはずの過去、長く思い続けた初恋の人が、何もかもを投げ捨て、双葉の前に再び姿を現し求愛する。白州英知―かつて双葉が名前を奪ったその男に、果たして宙人の勝ち目はあるのか…!?
著者等紹介
菅野彰[スガノアキラ]
2月2日生まれ。水瓶座・O型。小説家・エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
9
宙人の印象というか評価が爆上がり!な内容でした。2023/01/14
beniko
7
シリーズ7。宙人と双葉のお話としては②。ずっと双葉が囚われていた家、父、そして英知と対峙する巻。英知が現れてから心を乱す双葉と、いつもみたいに諦められない、簡単には引けないと言いながらもも双葉の心と幸せを最優先する宙人が健気で泣けた。ずっと一緒にいて、ずっと心にあった人をキレイさっぱり失くせない双葉の心理もとても人間的だし、そういう双葉を否定しない懐の深くて大きい宙人を応援したくなったが、英知が、ずっと双葉だけを愛し、眼差しで抱き、双葉だけのために生き、行動を起こした、その年月と気持ちを思うと+2023/02/24
chisarunn
6
色悪作家と校正者シリーズのスピンオフ第二弾。やっと絵一さんの呪いにも似た過去の恋愛が解決していろいろ波乱もあったんだけど受けとめた宙くんの度量の大きさに感動しちゃった。最初登場したときは文学的には超エリートの主人公カプの堅苦しさを緩和する、言ってみればお笑い担当だったキミがこんなにも優しい男だったとは…銀河鉄道の話はもうこれくらいにして欲しい。今回は禁じられた遊びとダブルパンチで涙抑えられなかったよ。誰か責任とってくれ~2022/09/27
ハイアール・エスコ
3
Kindleの5冊まとめ買いセールの対象にあったのでエッセイと最近出された合同同人誌『いざ、昼酒』で好きになった菅野彰先生の小説を初読み。買った時になんとなくシリーズもの…?と思ったけどシリーズどころかスピンオフなんですね…あらら。全くお話が見えない、と言うわけではないけれど登場人物に親しみがない分、フルで楽しめず残念(自分がひたすら悪い)エッセイとはぜんぜん違う雰囲気のしっとり感?夢感?ある作品で(でも料理とお酒の描写がガッツリ)たまにはこう言った端正な作品読むのも良いな、と思ったのでした。2022/11/20
へへろ~本舗
3
まさか宙人の事を切なくて不憫な子と思う日が来るなんて…世の中何が起こるかわからない。やはり正祐と大吾が出てくると会話が面白い。2022/10/14
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