内容説明
能楽・保月流宗家の長子に生まれながら若宗家である異母弟に虐げられていた佳依は、パリ万博での公演準備中、崩れた舞台の下敷きになりかけたところを謎めいた美貌の男性に助けられる。伯爵と呼ばれるその人は、佳依の大好きな絵本に登場する神様に似ていた。死者が最後の一夜を過ごす遊園地で、たったひとり長いときを生きる死神に―。絵本と同じ遊園地に導かれた佳依は、夜ごと伯爵との逢瀬を重ねるうち…?
著者等紹介
華藤えれな[カトウエレナ]
小説家。主な作品に「愛されオメガの婚姻、そして運命の子」(新書館)、「蒼の王と真珠姫」(笠倉出版社)、「寺嫁さんのおもてなし」シリーズ(KADOKAWA)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょん
16
明治時代パリ万博が舞台の死神伯爵×能宗家異母兄。本妻の子供でありながら、怪我が元で我儘な異母弟の影として虐げられる受が万博会場で死神と出会い心を通わせていく。その過程で死神は人間の感情を知り、受は異母弟の我儘を受け止めて耐えるだけでは異母弟の為にも宗派の為にもならないと気づいていくのが良かった。個人的には一旦それぞれの世界へ戻り、一生を全うした受が再会するパターンでも良かったような気がする。2022/04/12
綾鷹馨
5
心が優しいなれるお話しです。2022/02/16
suisei214
2
兄弟の確執だけがメインの方が好み 攻めがちょっとファンタジー過ぎたかも 2022/07/03
京子@オランダ
1
なんていうか甘々さを期待して読んでみたんだけど、ちょっと私の好みではなかったので残念。いい話しな気はするんだけど、まあみんなそれぞれのツボってものがあるしね。2022/04/09
emimn
1
★★★☆☆ honto2022/04/05
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