内容説明
季節の花と温泉が売りの花古町―通称・花降る町に建つ、老舗温泉旅館みやのとリゾートヴィラ・MISAKI。犬猿の仲だった両家がこのたび和解することになった。家族に内緒で密かに親友同士だった昂流と瑛人だが、和解のしるしに浮上したお互いの姉妹との結婚話には昂流が猛反発。回避するため瑛人が考えたのがふたりで熱々の新婚カップルを演じることで…?花咲く温泉街が舞台の、幼馴染み同士のこじらせ愛。
著者等紹介
彩東あやね[サイトウアヤネ]
2019年、「神さま、どうかロマンスを」(新書館)にてデビュー。現在小説ディアプラスで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょん
22
温泉町を舞台にした幼なじみもの。リゾートホテル御曹司×老舗旅館若旦那。祖父の代で対立していた両家の為に、隣町で会う事を続けている時点で萌えまくりました。スパダリを目指す攻も、裏表なくストレートな愛され受も可愛いし、二人とも町の為に頑張る姿が素晴らしい。やっぱり幼なじみものって良いですね。2021/03/26
なみ
13
キラッキラな王子様にナチュラルに気持ちを吐かせることができる受…力関係対等かと思いきやどっちかっていうと、精神的な面では受>攻なとこが王子様攻キャラが好きなわたしには大変ツボでした(*´ω`*)2021/03/13
beniko
12
初読み作家様。レビューに惹かれて購入、大当たりの面白さでした。温泉町での幼馴染で、古き慣習打破のための縁談をなくす奇策として自分と昴流が結婚することを提案した瑛人。昴流目線ながら瑛人の軽口の裏の本心が垣間見えるのがキュンキュン。昴流は自分の気持ちには鈍いけど感情には素直なのがいい。瑛人の言動に隠された気持ちや経緯が期待どおりで、昴流溺愛のスパダリなんだけど、長い片思いを拗らせた分ヘタレで、そんなところも可愛かった。両家の家族や長い付き合いの友人、町の人々などの巻き込み方もよく、優しく甘く楽しいお話でした。2021/03/31
tanya
10
あらすじ買い。物凄く甘いお話。すれ違い云々あるけど、お互いを知って好きになるパターンでストレスフリーです。楽しく読了。2021/04/03
ももちゃん
9
作家さん買い。面白かった!そしてかわいいお話でした♡ 親友から恋人へ、の焦れじれを楽しみました。ずっと仲良しで微笑ましい。新婚ごっこの始まりがあれなので両親、家族にもバレてるので安心笑 受けの昴流がすごく素直でかわいいのでこれは溺愛してしまうよねとおもいました。友人へのカミングアウトも穏やかに終わってよかった。みんないい人だー! 2022/04/17