内容説明
仕事ができて優しくて頼りになる、それが周囲の森吉の評価だ。実際は期待に応えるため必死に努力しているだけで、ちっとも完璧なんかじゃない。そんな森吉が密かに“本物”と認めているのが後輩の組木だった。彼が森吉にだけは尊敬の眼差しを向けてくるのが嬉しくて、つい相談に乗るよなどと言ってしまったところ突然告白される。期待を裏切れない森吉は断ることができず!?リーマン同士のラブ・コンプレックス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
92
【森吉さんが、何したって……どんなふうになったって、幻滅できるわけない……(組木)】エロス度★★★〝完璧〟なリーマン同士の恋……しかし、内実は潔癖と八方美人なポンコツ……そんな2人の不器用で下手くそな恋が胸に刺さる作品でした。年下攻めの萌えに加え、ポンコツな森吉を好きになってしまったがために彼に振り回される組木がナイス✨森吉のポンコツ感が素で面白く、常人に理解できないエニグマ感がぱねぇです。森吉の無自覚な恋、振り回されても森吉が好きな気持ちを消せない組木が悶えます♡森吉の弟・庸介の恋も読んでみたいわ〜♡2020/07/13
しましまこ
23
仕事はできるが恋はポンコツ…リーマンカプ、楽しかった。2020/07/18
なみ
13
電子☆両視点ありがとうございます!!です。いや〜面白かった。攻視点がきたときは、ほらー噛み合ってないじゃんこれは大変だと思いましたが攻がキレてくれなかったらどうなってたことか。それより末弟とのあけすけなやりとりに兄弟スキーな私はひそかに萌えまくって読んでましたがいい方向に傾いてきました♡庸介スピンオフ、読みたいな。(残念、庸介視点のペーパー読みたかったな)2020/08/24
beniko
9
面白かった。周囲から絶大な信頼を寄せられ完璧と名高い森吉は自分を見栄っ張りなだけだと評する。そんな彼が本物だと認める後輩の組木に告白をされ、自覚していなかった自分の本当に駄目な部分を知ることになる。誰にでも優しい=特別な人がいなかったという、博愛ではあるけど情の薄い森吉に対し、惚れっぽく、しかも惚れたら一途という情熱的な組木は対照的だけど、きちんと気持ちを見せ話し合うところがよかった。後半は森吉が組木に嫌われたくないあまり暴走、BLあるあるだと思っていたら、そこもちゃんと話して解決。素敵な二人でした。 2020/08/07
伊瀬有佐
5
オフィスもの! と喰いついた。森吉は自分のことを「えぇかっこしいの見栄っ張り」っていうけど、それを取り繕うために努力を厭わないところが凄いし、人望もあるんだから、そんな風に言わなくて良いじゃないか……。笹尾くんとの決着と小旅行と庸介が読みたいので、続編希望。庸介のスピンオフが良いかもしれない。2021/01/11