内容説明
徹底的な取材に基づく骨太な作風に定評のあるベストセラー作家・穂高充生の担当編集となった柊。ところが穂高の新作のテーマはなんとエロスだった。正直苦手なジャンルで、潔癖気味の柊はセックスの取材中に拒否反応を起こし穂高を怒らせてしまう。今の臆病な自分を変えなくては、憧れの穂高と一緒に作品を作ることはできない―。三十歳童貞、まっさらなこの体を取材対象に使ってくれと申し出た柊だが…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
96
【おまえは本当に、俺を煽るのが上手いな(穂高)】エロス度★★★★俺様小説家と童貞編集者の恋で、出版業界を設定にした物語。俺様キャラの穂高が柊に対してだけ見せる優しさや独占欲、情欲のギャップが萌えまくりで、幼い頃の性的な悪戯のトラウマでセックス恐怖症だった柊が穂高の手によって遅咲きのエロスの花を徐々に開花させていくのが最高でした✨ウノハナ先生の挿絵も素晴らしく、穂高の裸体や柊の眼鏡受け姿が眼福♡穂高のために自らの体を捧げようとする柊の真面目さやそれが災いしてすれ違う切なさなど、真逆な2人が奏でる曲が素敵✨2020/02/13
beniko
11
久々の岩本作品。タイトルとウノハナ先生のイラストに心を奪われました。イケメン強面のベストセラー作家の穂高39歳と性的トラウマ持ちで童貞の真面目編集者、柊。作家と編集者のお話としては王道かと。穂高のような攻めはすごく好みなので、柊がすぐ逃げ腰になりぐるぐるしても楽しく読めました。不愛想で取っつきにくいキャラに見えて、実は態度や物言いに裏表がなく、こうと思ったら言動はストレート、物腰に柔らかさはなくとも包容力と思いやりがある穂高に愛され、トラウマを乗り越え、幸せを掴みとっていく柊を応援しつつ読了。 2020/02/24
万尋
4
★★★☆☆ 編集、柊は性的トラウマがあるため三十歳DT。 美味しい設定なんだけど人気作家の穂高に共感できずさらっと読了。 2020/04/18
kirara
4
生真面目な童貞くん柊と、売れっ子小説家穂高の奇妙な同居生活。生活スキルが高すぎる柊くん、素敵です✨なんだかんだと胃袋捕まれたんじゃないかと…笑2020/05/06
佐倉臨
4
柊が可愛くてよかった~~~。家事は全般的にできてしっかり者で顔もいい(自覚なし)のに性的な部分ではまっさらでウブという、この、この……。2020/03/30