内容説明
剣の腕は師範級、公正で義に厚く心清らか、皆の憧れの上様―光彬が、恵渡幕府八代将軍となって五年。その名声はいよいよ高まっていた。そんな光彬の御台所は絶世の美貌と怜悧な頭脳を持つ男性―純皓だ。純皓が闇組織の長であるという最大の秘密も、光彬は深すぎる懐で受け入れ、今や二人のあいだに付け入る隙は微塵もない。そこへ先代将軍光晴の隠し子騒動が持ち上がり…?御台所×将軍の色恋絵巻第五弾!!
著者等紹介
宮緒葵[ミヤオアオイ]
小説家。主な作品に「奈落の底で待っていて」(新書館)、「乳親」(リブレ)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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beniko
9
シリーズ⑤でレーベル移転後の第一弾。今までよりも続き物の感が強いラスト。光彬の父・前将軍の隠し子発覚から始まる騒動は城外での光彬、純晧の大活躍により、藩ぐるみでの悪事を暴き、とても痛快だった。御家人と侮っていた光彬の正体を知ったときの周囲の驚愕が癖になる。副題の「兄と弟」は光彬と将軍のご落胤で光彬の弟・吉五郎のことでもあり、純晧と、初めてその存在を明かされた純晧の兄で紫藤家次男・麗のことでもあると後半で分かり、今後に期待。妖ではないけど十分妖しい玉兎の思惑も気になる。レーベル変更後も絵師様継続で良かった。2019/11/19
kirara
4
待ってました✨続編!上様相変わらずカッコいい!サブタイトルの兄と弟…これは、二組の兄と弟のお話になりそうな感じですね♪最初に現れた怪しい『人じゃないもの』も、最後まで登場しなかったし✨また次巻が出る予感❤️嬉しいです♪2019/11/16
京子@オランダ
3
大好きなシリーズ。すぐに頭の中で大岡越前とか暴れん坊将軍のテーマソングが流れ出すんだけど、今回は特にそんな感じだった。また1冊目から再読しつつ次回も楽しみに待ってます。2019/12/14
さざなみ
2
シリーズ5作目。今までのなかでも1,2を争うほど面白く感じた。2021/02/10
may
0
╰(*´︶`*)╯♡2019/11/19
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- 和書
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