内容説明
札幌の寂れた商店街で、父の居酒屋を手伝う涼真。そこへ十年ぶりに悪友の迅が戻ってきた。しかもイケメン美容師となった迅は「ずっと涼真が好きだった。これからは全力で口説く」と宣言。なんだかんだで友達以上恋人未満のような関係でいるうちに、涼真もだんだんほだされていく。だが商店街が大きな打撃を受けるような駅前再開発の計画に迅の父親が関わっていることがわかって、二人の仲はこじれてしまい…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも*
28
【お借り本】題名通りな話。 10年振りに地元に帰って来た悪友に全力で口説く宣言されて気持ちには答えられないと言いながらも揺れてて、他の人に取られるかもと思ってやっと自分の気持ちに気付くのはお約束ながらも良かったかな。 でも二人の恋愛模様より脇の幼馴染が昔から気持ちを知ってたとか商店街の行く末とかを楽しんだかも。 口絵の場面がいつ来るのかと思ったらそこですか。 長年の片思いは辛いね。2014/12/21
たべもも
26
★★★☆☆。イラスト買い。多分初作家さん。再会モノ+商店街復興話。ずっと友達と思っていた同性からのアプローチに対してかなりあっさり流される受けはそこまで魅力を感じなかったけど、攻めの執着や嫉妬丸出しにする感じは割と好きかな。商店街の話も含めてサクッと大団円。読みやすくてさらっと読了。2014/12/27
りんご☆
13
読了2017/01/23
ふみ
13
伊勢崎迅(美容師・28才)×土佐涼真(商店街の居酒屋の息子・28才)久々の桜木さん!凄く楽しみにしていたんですが…う~ん!大好きな桜木さんの作品の中ではふつうに楽しめた1冊(^^)彼女に振られたばかりの涼真は、十年ぶりに札幌に戻ってきた高校時代の友人・迅に「ずっと好きだった」といきなり告白され…迅の一途な想いも嫉妬心にもドキドキさせられた前半はイイ感じで良かったんだけど、後半は、商店街の地域問題にお話をもって行かれちゃった感じで、盛り上がる二人の関係が、それに隠れちゃったかなぁ?2014/12/18
祐@暫しお休み中
11
ストーリー的には長年片想いしていた攻に口説かれ自分の気持ちを自覚するというわりと単純なものだったけど、攻が登場した第一印象からは想像してなかったくらいストレートかつ熱烈にアプローチする様子が萌えで楽しく読了。嫉妬も独占欲も隠さず受にゾッコンな攻って楽しい~♪親友相手だからこそ素直になれない受も程よくじれったくて良かったし、商店街のことが絡んでギクシャクしちゃうあたりからは恋愛一辺倒じゃなく互いに先を見据え仕事も大切にしているのが感じられて良いバランスだったと思う。アッサリはしてるけど全体的に爽やかな話。2014/12/22