内容説明
付き合って十年になる恋人の志方のことが、今でも好きでたまらない穂木。高校卒業間際、親友だった志方に玉砕覚悟で告白した。思いがけず受け入れられ、それからずっとそばにいる。けれど志方は将来有望なエリート銀行員、自分は一介の編集者。実は外国研修の話を志方が断っていたことを知った穂木は、自分が彼の出世を妨げているのではないかと悩み始め…?胸を打つ、センチメンタル・ラブストーリー。
著者等紹介
安西リカ[アンザイリカ]
第26回ディアプラス・チャレンジスクールで編集部期待作受賞後、現在小説ディアプラスで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
142
初読。2015年173冊め。お互いを好きすぎる、すっかりできあがっちゃっているカップルの話。デビュー作もだが著者はベタ甘がお上手。なんだかよい人だった安孫子先生はいつか違う作品に出てきたりしないかな。2015/03/01
タビサ
139
まさにタイトル通りのお話。相手の事が好きで、好きで、好き過ぎて、悩み考え深く想い合う恋人たちにキュンときました。 甘いけれど有り得ないようなファンタジーでは無く、日常にいそうなカップルだからサラッと読めました。コレって男女でも一度は思い当たる経験だったりするかな。ちょっとした相手の態度で嫉妬したり、想ってるからこその考え過ぎだったり言葉が足りないところとか、ちょっと不器用な2人が愛おしかった。 無愛想で甘い事など言えない志方だからたまに出る優しさや甘さに穂木同様にヤラレました(*^^*)2016/01/24
JUN+
111
高校時代から付き合い続けて10年になる二人の日々。好きな気持ちが溢れすぎて、疑念に駆られてつい携帯を見てしまった強い罪悪感や、海外研修を断ってるのは自分のせいと思い込んで身を引こうとしたり。なんだか昔の自分にも思い当たる節がありすぎて中盤まで胸がすごく痛んだ。男女と共通する気持ちもありながら、男同士だからこその悩みやすれ違い、また、いくら大人へと成長していても、高校時代という思春期から繋がり続けているからこそ変われない、変わらないものもあるのだよね。嫉妬の出し方が甘さを控えた志方のキャラで引き立っていた。2014/11/27
サキヤマ アン
84
すっごく良かった。攻が仕事はできるけれど口下手で不器用な設定大好き。そしてそんな攻が好きで好きでたまらないというのもとても良かった。久々にキュンとくるラブストーリー。何度でも読み返したくなる。お気に入り本決定。2014/08/19
とも*
80
これは題名通りの話で「自分が傍に居てもいい事無いんじゃ?」と離れる決意をするも結局は離れる事が出来ずに落ち着く。 帯に「一生やってろ、と心から言えます。」とあるんだけれどホントにそんな感じの好き好き言ってる甘~いらぶが溢れてる話だった。 初めての場面のSSもあって、初々しさと愛情があふれてるのがいい。 ペーパーは引っ越し後の話でSSカードは秘密の本の話。 どちらも「もう勝手にして」ってくらいのらぶ全開なのが可愛過ぎ。2014/10/05
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