内容説明
海外派遣から戻った自衛隊員の春暁は、駐屯地で新しい医官を見て驚いた。それは甘く苦い初恋の先輩・浅倉だったのだ。高校時代とは別人のような毒舌にたじろぎつつ、浅倉を目で追う日々。そして意地悪に見えて隊員思いなその優しさに気づいたころ、浅倉から「十年前、逃げてくれてよかった」と言われる。ショックを受ける春暁だったが、災害救助に浅倉とともに出動して…？再会からはじまる、迷彩色の恋模様。年下攻ロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも*
27
自衛隊の再会モノ。高校時代陸上部での先輩後輩だった二人のちょっと苦い過去が十年振りの再会で蘇る苦い思い出がいい感じ。浅倉の方が過去も現在も目上なので逆らえない春暁のヘタレさが浅倉に対してだけってのも笑える。まあイラッとするけれど相手を想い過ぎて臆病な所はせつなくていいかな。書き下ろしの方言も好きだけど行き成りでちょっとびっくりした。絵が自分のイメージじゃなかったのがちょっと残念。いつきさん昔の方がもっと面白かった気がするのは期待し過ぎなのかな… ペーパーは炊事競技会の話。 2014/01/20
このん
20
(2013年12月1日3512)自衛官と医務官の10年後の再会もののお話だけど、イラストが軽すぎて合わない。いつきさんの本は殆ど読んでるけど、これはパッとしない。面白いとは言い難い。残念。2013/12/01
きょん
18
自衛隊で再会後「先輩」と呼ばせない美人受に萌えた。そうか～防衛医大にも女医さんは居ると思うんだが、さすがに駐屯地勤務はないんですね。願わくば、後半も退役後じゃない方が読みたかったけど、それだと恋愛が進まないからしょうがないのかなあ。日本全国転勤しなければならない職業はやっぱり大変ですね。2013/11/25
まる丸
10
☆☆☆ 年上ツンデレ受けさまの空白が気になった2013/11/17
祐＠暫しお休み中
9
年下攻×美人受という設定は好みなのに期待しすぎたのかイマイチ萌えられずに読了。後半はまだしも前半の二人の想いが結ばれるまでが十年越しのわりにどうにも駆け足で薄く感じてしまった。自衛隊事情を交えた二人のやりとりは面白かったのに、エピソードを盛り込みすぎて感情面がアッサリにならざるを得なかったのかなあ…雑誌掲載作なのを理解したうえでも微妙にしっくりこなかったのが残念。受が自虐プレイを望むのも何か深い理由があるのかと思ったら肩透かしだったし、攻が前半の終盤から急に方言を使い始めたのも取って付けたようで気になった2013/11/28
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