内容説明
突然畑違いの釣り雑誌編集部に配属され、知識もほとんどないまま若手プロアングラー(釣り師)・日垣と初心者向けの入門書を作ることになった俊文。無愛想で目も合わせようとしない日垣の態度に最初は不安を覚えるものの、実は極度の人見知りだとわかってしまえばぶっきらぼうな態度もかわいいばかり。日に日に育っていく自分の気持ちに戸惑う俊文だが…?イケメン編集×人見知り釣り王子の年の差ラブ。
著者等紹介
久我有加[クガアリカ]
’00年、「春の声」(小説ディアプラス第4号/新書館)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みずほ
22
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 釣り雑誌編集者×プロアングラー。釣り師というとおっさん臭いイメージがあるけど、ここに登場するのは24歳の美青年。釣りバカというか釣りオタクなので釣りの話ならいくらでも話できるけど、それ以外はとても人見知り。一方の俊文はファッション雑誌から異動してきた釣りのド素人。しかし、純朴さと可愛さと凛々しさを兼ね備えた清磨に魅せられ、正しく魂ごと釣り上げられてしまう。攻視点だが、俊文は何十回「かわいい」と叫んだことか(笑) 釣りの薀蓄も程よくちりばめられ楽しかった。ほのぼのしたお話2012/10/13
とも*
21
助けてシロギス! とか度々出てくる俊文の心の叫びが面白すぎ。 読みながら何回も笑ってしまった。 波乱万丈でもなく軽く行き違いなんかがありつつ話が進んで、二人とも活躍して行くのが楽しく読めていいし、二年経ってもお互いの周りの女の子に嫉妬したりしてラブラブな場面が読めて良かった。 ちょっと釣がしたくなるかも。 あと、作家さんのブログにカメラマンの細谷視点の番外編があったのも楽しめた。 全国に舅って… 2012/10/27
ミル婆
19
元男性ファッション誌編集のタラシ攻め視点。最初こそ無愛想な態度に反感を抱くものの、中盤からはうちの子は可愛くてしかたがないんですよ!な惚気自慢話。はにかみつつ尻尾ぶんぶん振ってまっすぐキラキラした目で見つめてくるワンコ受けに完全にノックアウトの様子がセルフツッコミ調で綴られるラブコメ。うん、確かに可愛い。久我さんは何かに真摯に取り組んでいる真っ直ぐ男子を描くのが上手いな。2012/10/31
きょん
18
受の一芸に秀でた人ならではの独特な雰囲気と社会ずれしてない人見知りも可愛いんだけど、一見社会性に富んでて器用そうな攻めの恋愛に対するうろたえっぷりが可愛すぎる「たすけてシロギス」ってそれ無理だから。付き合って2年たっても初々しくラブラブな二人も読んでて幸せな気持ちになりました。2013/02/05
華里
17
作家買い。日垣くんが可愛い~。片瀬さんも優しい~~~。嫌なキャラは出てこず、可愛らしいヤキモチをお互いに焼いてるとか、もう、どんだけ可愛いのだろうかっっっ! 釣りは何回かやったことありますが、ワーム系の釣り餌はどうしても触れなくて、片瀬さんの反応に大いに同意しちゃいました。あれさえなければ、船酔いしないので釣りは楽しいと感じるのですが(苦笑) このところ、久我さんはわりとしっかりHシーンを書くようになられましたね。それがなくても好きな作家さんですが、あるとなお楽しいので、今後も楽しみです。2012/10/11