新書館ディアプラス文庫<br> 何でやねん!〈2〉

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新書館ディアプラス文庫
何でやねん!〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784403520945
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

仁が土屋とコンビを組んで九年。今やビジュアル系(?)若手お笑いコンビとして名を馳せた『バンデージ』は、テレビに舞台に大忙し。ゴールデンタイムの番組も決定し、充実した日々を送っていた。だが、漫才で認められる前にルックスで人気が出てしまったためか、やっかみ半分の嫌がらせも多い。それでも土屋がそばにいれば乗り越えられる。そう思っていたのだが…?「何でやねん!」続編、書き下ろしで登場。

著者等紹介

久我有加[クガアリカ]
3月1日生まれ。’00年、「春の声」(小説ディアプラス第4号/新書館)でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

エンブレムT

44
漫才師を目指していた高校生、土屋と仁の「その後」の物語。『バンデージ』というカップル、もといコンビとして芸能界で光を浴びだした24歳になった彼ら、更にステージを上げた27歳になった彼らに出会えました♪美形コンビゆえのルックス先行の人気、仲間内からの羨望と嫉妬、畑違いの芸能人とのやりとり、仁が抱えていたトラウマが抉り出されたりと不穏な部分も描かれているのですが、安心して楽しめました。「皆が楽しい気分になったら、そしたらきっと、俺らも楽しいなるよ」そんな風に物事を考えるコンビが不幸になんてなるわけないですし♪2014/03/06

せ〜ちゃん

38
★★★★★ 「芸人シリーズ」第1弾の2巻で、結成から9年後。「バンデージ」は若手芸人として起動に乗り始めたのはいいけれど、イケメン過ぎる仁と土屋へのやっかみは後を絶たず・・・。今回は読んでいてかなり辛かったですね〜!何故そこまで頑なになるんだと、仁を諭してやりたくなります。 頼る事ができない性格なのはわかるけど、土屋も不憫でした。その切なさが大きかった分、仁が甘える事ができるようになったのは余計に嬉しいですけどね♡ヘタレ土屋の仁大好き攻撃も甘い甘い♡ しかし・・・新田優勝、さりげなくカッコいいわっ!2015/07/13

那義乱丸

30
腐友に借りた本だけど自分でも買おうと思う。それくらい良いお話だった。爆弾を抱える自分が土屋の負担になるのを避けるため一人で耐え、自責と自戒で自分自身を追い詰めてしまう仁があまりに痛々しい。支え合い補い合うことで築いてきた二人の関係性が揺らいでいる状況が悲しかった。この状況を打開していく一番の立役者は優勝。恋愛だけでなく友情という温かい要素もすごく良かった。そして「好きや」という言葉がたくさん出てくる終盤の展開が感動的でした。何度も涙がホロリ。仁も土屋も優勝も大好き!キャラもお話も大満足な作品です~2011/03/27

那義乱丸

26
再読。9年後の話。仁と土屋の漫才コンビ・バンデージは今や売れっ子で、遂にゴールデンタイムの番組も持たせてもらえることに!でも、ステップアップすればするほど妬みやっかみの嫌がらせも増えるわけで、それにより仁の抱えるトラウマという爆弾が危険な状態に。それでも土屋に頼る自分を良しとせず独りでなんとかしようとする仁が痛々しいというよりもどかしかった。仁が最悪の結論を出そうとした時の丸中の言葉に涙がホロリ。本当にいいマネージャーだなぁ。そしてここぞという時に決めてくれるのが優勝!男同士の友情って素晴らしい!2015/09/28

たまこ

26
漫才コンビ「バンデージ」のその後。1巻から9年経過、24歳になっています。プロになり人気が出始めてもいいこことばかりじゃない。嫌な思いやキツイ思い、そして相川にまだくすぶっていた心の傷によるつまずき。土屋に依存する自分を否定して背を向けようとする相川と、ただただ胸を痛める土屋が切なかった。お互いにお互いを一番に大切と思い、切実に必要としあう2人を応援したくて祈る思いで読みました。感情移入して読むのが辛いほどだったけれど、その分ラストの喜びもひとしお。またこの2人に会いたいです。芸人シリーズ読んでいきます。2015/06/07

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