内容説明
叔母を頼って王宮へやってきた青年貴族・ガブリエル。彼の美しい姿と心は、快楽に倦んだ王宮でいきなりの嵐を呼び、決闘を申し込まれることとなった。ガブリエルの立会人に指名されたのは、妻をなくし恋心をも喪ったベルナール。心も身体も、生まれたての産毛をまとったガブリエルの手をとり、剣と王宮暮らしを指南するベルナールだが…。松岡なつきが満を持しておくる、ベルエポック・ロマネスク開幕。
著者等紹介
松岡なつき[マツオカナツキ]
2月2日生まれ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まふぃん
14
よしながさんのイラストが素敵でした。お話もしっかりしていて、楽しみました~♪2015/10/23
りんご☆
11
読了2016/08/19
きょん
7
西洋史好きなので、そういう意味では読んでて楽しいのですが、さすがフランス人と言うか何というか、皆さん欲望に忠実に行動してるんですよね~。ベルナールにはあそこでぐっとこらえて欲しかった感じ。2013/08/14
みずほ
5
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 騎士×伯爵。アンリ3世治世のフランス。最初の40~50Pくらいで、歴史上の人物名が10人以上でてきた。ややこしいので、名前と相関関係をメモりながら読み進める。どうなることかと思ったが、その内BL的展開になってホッとした(笑) 「F&B」のようなファンタジー要素や活劇部分はなく、そのまんま時代物。西洋史に興味がないと辛いかも。反対にあれば、歴史小説+BL小説の見事な融合に至福の読書ができそう。よしなが氏の挿絵は、仏貴族もの漫画で慣れがあったので違和感なし2010/07/21
やっりん10
3
松岡さんらしい、読み応えのあるお話でした。アルトヴィッチさんの名前に驚いたら、あとがきを読んで納得。2016/12/30