内容説明
「好きやねん」。遠くから見ているだけだった片想いの人に突然言われて心臓が止まった。母の結婚により兄弟となったその人は、円が思っていたよりずっとふざけたやつで、でも知れば知るほど大好きになった。お願いだから冗談でそんなこと言わないで、恋人がいるのは知ってるから―。母が亡くなり、新しい家庭の中にいるのもつらくなった円は、密かに家を出る準備を進めるが…。長短二本の書き下ろし続篇も収録。
著者等紹介
松前侑里[マツマエユリ]
1月24日生まれ。水瓶座・AB型。東京都在住。本作で、第5回ディアプラス・チャレンジスクール佳作を受賞。主な著書に「眠れぬ夜の羊たち」「プラチナの月」(白泉社)などがある。趣味は図画工作、モー娘。鑑賞、天然酵母の飼育
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感想・レビュー
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Melon Matsuda
9
松前さんは本当に良い作家さんですよね。そこまで痛くないのに、心に響いてホッコリするというか。文章も読みやすいし、キャラも可愛いし。お薦めの作家さんなんですが、最近書いてないのが残念です。2016/08/15
りんご☆
8
読了2015/09/22
KYON
4
再読。母親の再婚で夏目家に同居する円。同居前にその母親を亡くして後悔と不安を抱えつつ、一番辛いのは、片想いの相手が兄になってしまったこと。特撮マニアで恐竜好き、ペットは大トカゲの大阪弁兄ちゃん 周は、軽いノリで、でも優しい。好きになっちゃいけない相手を好きになって悩む円は可愛いなぁ。周もカッコイイ。でも私がお気に入りなのは、長男 律が率いる夏目組のお兄さんたち。楽しい♪♪2015/07/10
zwei
3
再読。怖い話をリセットしたくて。「夏休み」にしての所はしかし、何度読んでも泣けてきます、年甲斐もなく。2011/03/02
えびを
0
義父さんのすっ呆けぶりと大らかさがいい感じ。(えびすめは松前昆布、だったと思うが渋いものが好きだな円ちゃんは)2013/12/27