内容説明
シュルレアリスティックな雰囲気と、英国少年冒険物語の挿絵の伝統との奇妙な出会い。グレン・バクスターは、いまや英米ではその名を知らぬものはない、あるいは名前は知らなくても、誰もがその絵を一度は見たことのある存在。柴田元幸が、この英国の奇才のギャグ・コミックを、日本にはじめて紹介。
著者等紹介
バクスター,グレン[バクスター,グレン][Baxter,Glen]
1944年生まれ。イギリス人。若いころシュルレアリスムに心酔するとともに、詩を読み、自分でも書いていた。1974年3月、招かれてニューヨークのセント・マークス教会で詩を朗読。同年、ニューヨークの書店ゴサム・ブックマートで初の個展も開く。奇才絵本作家エドワード・ゴーリーは、バクスターの初期作品を見て気に入り、彼を励ましたという。いまや英米では、誰一人その絵を見たことのない人はいない存在
柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年東京都生まれ。東大助教授
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感想・レビュー
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たまきら
29
あはは、不思議な世界観です。The far sideほどではありませんが、結構自分のツボにはいるものがありました。しかし、不思議なものを訳させたらピカイチだなあ、このおシト。2019/08/02
AKIKO-WILL
26
シュールすぎる絵と文字になんか引き込まれます。イギリス人のジョークはかなりブラックだけど嫌いじゃない!バクスターさん初めて知りましたが、これも訳が柴田さんだから手に取ったんだな。バクスター!名前覚えておこう!2016/05/14
borug
2
この表紙の絵に対する一言が「バクスター危機いっぱつ」なんじゃないかなぁ。2015/05/09
保山ひャン
1
ノスタルジック・アメリカンあるいはコミックストリップぽい絵柄なのに、描かれているのは、とんでもないノンセンス。さらに追い討ちをかける短いキャプションで、笑える。1コマ漫画と呼ぶにはアート趣味が横溢している。面白かった!2015/07/12
ベック
1
これの笑いは不滅だが、少々厄介だ。2011/08/11