内容説明
ナポレオンのエジプト遠征が聖書を現実の光景に変えた!サロメの誕生にオリエンタリズムの起源を探る、才媛の力作評論。フローベール『ヘロディア』、ワイルド『サロメ』の新訳を付す。
目次
聖書とオリエントの地政学(少女・淫婦・斬首;オリエントの地政学;幻想としてのサロメ)
ヘロディア
サロメ
著者等紹介
工藤庸子[クドウヨウコ]
1944年浦和生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。フランス近代小説の背後にある時代精神を明らかにするとともに、古典に新しい光を当てる清新な翻訳で知られる
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