- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 日本文学
- > SF小説 アンソロジー
内容説明
探偵にだって偏差値はある!調査力、推理力、体力、個性、カリスマ性、歴史上の重要性、運、身分―探偵の8つの能力別レーダーチャートつき。探偵中心主義!名作ミステリ最新ガイド。
目次
隅の老人(バロネス・オルツィ)
アルセーヌ・ルパン(モーリス・ルブラン)
オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン(ジャック・フットレル)
アンクル・アブナー(M.D.ポースト)
ブラウン神父(G.K.チェスタトン)
トーマス・カーナッキ(ウィリアム・ホープ・ホジスン)
フィリップ・トレント(E.C.ベントリー)
半七(岡本綺堂)
ジーヴス(P.G.ウッドハウス)
ルーフォック・オルメス(ピエール・カミ)〔ほか〕
著者等紹介
村上貴史[ムラカミタカシ]
1964年、東京都生まれ。慶応義塾大学卒。兼業で寝不足で酒好きの書評家。「ミステリマガジン」に日本人作家インタビューを、産経新聞に書評を連載中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kouro-hou
4
名探偵が何人いても世界は平和にならないものだなあ。1800年代のホームズさんは殿堂扱いで含まれず、1901~のトップバッターが隅の老人。作家一人に一探偵のくくりでポアロよりミス・マープルを選び、神津さんより墨野さんを選び、帆村さんはいても明智さんはいないと人選はマニアック。シリーズ探偵というくくりもあり。等しく全員(人じゃないのもいるが)2P使っているのも良い。代表作以外もフォローがあるとなお良かった。2013/08/12
ダリア
2
クリスティーにポアロでなくマープルを挙げているのはたしかにびっくり。作品数から考えれば、どうしてもポアロになりそうだから。しかし、クリスティーがマープルを贔屓にしているのは分かる。ファイロ・ヴァンスと浅見光彦と三毛猫ホームズが載っていないのは疑問。セドリック・エロルが入っているのは驚いたが嬉しかったり。2020/04/27
エラリー
1
取り上げる対象を20世紀に登場、1著者につき1探偵に限定している。ホームズ、ファイロ・ヴァンス、ポアロは出てこない。逆に名探偵とは言えない者が載っていたりと、充実した内容とは言い難い。2011/06/19
錦馬超
0
いままで敬遠してた作家の本も、読んでみようかなーという気になってしまう、財布にとっては恐ろしい一冊。 フロストやジェーンやママやミス・マープル、そして思考機械、と非常に楽しい時間が過ごせました。 うん、満足。 欲を言えばシャンディ教授とか他にもいろんな探偵を入れて欲しかったかな。2016/01/18
Nicole
0
古今東西の「名探偵」の紹介本。どういう造形をすれば人気が出るのか、がこれを読むと分析できそう。