内容説明
古代エジプトの女性は、いま古代世界の解釈にセンセーションを巻きおこしている!家父長制社会では、妻や娘は男性の指図に従うしかない。けれど、古代エジプトは違っていた。女性たちは心ときめくロマンスに充ちた、驚くほど自立した暮らしを送っていたのである!世界のベストセラー、日本上陸。
目次
序章 地理と歴史
第1章 女性のイメージ
第2章 結婚の至福
第3章 一家の主婦
第4章 仕事と遊び
第5章 いい身だしなみ
第6章 王のハーレム
第7章 女王たち
第8章 宗教と死
著者等紹介
ティルディスレイ,ジョイス[ティルディスレイ,ジョイス][Tyldesley,Joyce Ann]
イギリスのランカシャー州ボールトン生まれ。1981年にリヴァプール大学考古学部を最優秀で卒業。1986年オクスフォード大学で博士号を取得。現在リヴァプール大学における考古学、古典学、東洋学の名誉特別研究員。同時にエジプト考古学に関するフリーライター、講師として活躍中
細川晶[ホソカワアキラ]
1946年生まれ。フリーの翻訳家として活躍中
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
in medio tutissimus ibis.
1
古代エジプト二千七百年間を通しての女性、それもその業績を石に刻まれた女王から泥煉瓦の家に暮らした普通の女性まで、その暮らしと生涯、そして死後について書かれた本である。古代エジプトの女性は財産権をはじめ古代としては例外的な自由と権利を手にしていた。とはいえ、エジプトの長い歴史は総じてファラオの御稜威(マアト)の下に形成された保守的なピラミッド型社会の歴史であり、古代にあってはこなすべき日々の雑事も膨大なものではあった。彼女たちの人生を多く占めたのが結婚や出産、それにまつわる身だしなみや祈願であったのも確かだ2017/03/27
挫躯魔
1
エジプトは本当に豊かな国だったんだなぁと感じた。 女性のあり方はどこの国でもどんな時代でも同じなんですね(*´ω`*)王室の生活を取り上げたものはたくさんあります、ですが庶民の生活がかいま見えるこの本は、エジプトのまた違った魅力を教えてくれます。2014/10/17
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