内容説明
フィギュアスケート最前線。プルシェンコ、ランビエル、ジュベール、高橋大輔、織田信成、小塚崇彦、ライサチェック、ウィアー…オリンピックを目指して熱い戦いを繰り広げる男子トップ・スケーターたちの姿を描いたノンフィクション。
目次
まえがきに代えて フィギュアスケートに恋をして
1 男子シングルの戦い(ウィアーとライサチェック よきライバルたち;バトル、ジュベール、チャンの4回転論争;戻ってきたエース、高橋大輔;織田信成の挑戦;新世代のスケーター、小塚崇彦;エフゲニー・プルシェンコ 帝王の復活;ステファン・ランビエル 闘う氷上のアーティスト)
2 取材現場のインサイド・ストーリー(大会取材の舞台裏;英語と選手と;スケーターを取り囲む偏見と現実)
3 心に残った特別な思い出(マキシム・スタヴィスキーのこと;ミシェル・クワンが教えてくれたこと;国境を越えて イーゴリ・シュピルバンド;イリヤ・クーリックと卓球)
著者等紹介
田村明子[タムラアキコ]
盛岡市生まれ。1977年留学のため単身渡米し、現在まで米国・ニューヨーク在住。1993年からフリージャーナリストとして、フィギュアスケートの取材をはじめる。長野五輪では運営委員として海外メディアを担当、ソルトレイクシティ五輪、トリノ五輪を取材する。「ワールド・フィギュアスケート」や「Number」をはじめ、国内外のさまざまなメディアに寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さなごん
10
まだプルシェンコや高橋大輔、ランピエールが現役だった頃の話。にわかなので勉強になる。愛が感じられる。2018/03/11
nyanco
9
いよいよバンクーバーオリンピック開催!今年は男子も3名がオリンピックへ!3人とも頑張って貰いたいのですが、前回の雪辱に加え怪我から復帰した大ちゃんにメダルをあげたい…。まだ本調子とは言えないようですが、ガンバッテ~!田村さんが17年間の取材をし、インタビュー時のとっときのお話満載でした。田村さんのフィギュアとフィギュア選手への愛情たっぷりの一冊でした。2010/02/13
東雲
7
1990年代以降からバンクーバー五輪直前のフィギュアスケート男子シングル主要選手の栄光と挫折を描いたノンフィクション。ノンフィクションだけど著者本人が熱烈なフィギュアファンであるため、選手に対する心遣いが感じられる。Pチャンは今では押しも押されぬ世界一のスケーターだけど、4回転を飛んでない時期もあったのだなー。プルシェンコは不死身のようだし。ホント、名演技集が出たらいいのに。日本なら売れるのになー。2013/11/17
ゆずこまめ
6
フィギュアスケートに関する記事を書いている人の中には、この人フィギュアあんまり詳しくないんじゃないかと思うようなものもあるので、田村さんの本が読めるのは嬉しい。旧採点の頃からずっとフィギュアスケートの取材をしてきた方なので、読んでいて安心感があります。フィギュアと選手への愛情もたっぷり。影響されて、新旧すべての選手が大好きになる本。みんな大好きだよー!2010/12/30
ねこ太
6
著者の冷静かつ愛情あふれる筆致、読みやすかった!さらにジャッジの問題、四回転論争、セクシャリティの問題など興味深い。2010/08/17