内容説明
バレエの華麗なダイナミクスはソビエト・バレエが創った。高度なテクニックと繊細なドラマツルギーを生んだ20世紀ロシアのすべて。
目次
プロローグ(新世紀のロシア・バレエ;フョードル・ロプホーフ―彷徨の始まり)
第1部 レニングラード(ワシリー・ワイノーネン―革命の余韻;アグリッピナ・ワガーノワ―鉄の女;ロスチスラフ・ザハーロフ―コレオ・ドラマの時代;プロコーフィエフとラヴロフスキー―虐げられた音楽家;ワフタング・チャブキアーニ―辺境の燃える太陽;ハチャトゥリャーンと「剣の舞」―咆哮する民族の血;レオニード・ヤコプソーン―頑なな造形家)
第2部 モスクワ(アレクサンドル・ゴールスキー―未完の実験;カシヤン・ゴレイゾフスキー―流離する振付家;ウラジーミル・ブルメイステル―演劇バレエの系譜;ユーリー・グリゴローヴィチ―英雄詩の時代;マイヤ・プリセスカヤ―闘う舞姫;カサートキナ=ワシリョーフ―モスクワの若き異端児;ウラジミールワシーリエフ―彷徨する英雄)
著者等紹介
赤尾雄人[アカオユウジン]
1960年東京生まれ。古典バレエ論。1983年、東京大学教養学部教養学科(ロシア分科)卒業。1985年、東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化専修・修士課程修了。現在コマツ(株式会社小松製作所)勤務。モスクワ(1991~95年、2001~04年)、アシガバト(トルクメニスタン、04~05年)、ジャカルタ(05~06年)駐在を経て、09年9月~モスクワ駐在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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