内容説明
バレエの花はバレリーナ。名作を生きた女性たちが織りなす匂やかなバレエの歴史。
目次
1 バレエ・リュスのバレリーナたち(アンナ・パヴロワ―さまよえる白鳥;タマラ・カルサヴィナ―バレエ・リュスのプリマ ほか)
2 イギリスのバレリーナたち(マリー・ランベール―英国バレエの母;ニネット・ド・ヴァロワ―英国バレエ界の「マダム」 ほか)
3 フランスとアメリカのバレリーナたち(ベイビー・バレリーナたち―トゥマノワ、バロノワ、リャブーチンスカ;イヴェット・ショヴィレ―パリ・オペラ座最大のスター ほか)
4 ソ連のバレリーナたち(パヴロワの先輩と後輩―クシェシンスカヤからアスィルムラトワまで;ガリーナ・ウラノワ―「私は踊りたくなかった」 ほか)
5 日本バレエの母たち(エレーナ・パヴロワ―日本バレエの母;オリガ・サファイア―第三のパヴロワ)
著者等紹介
鈴木晶[スズキショウ]
1952年東京生まれ。東京大学文学部露文学科卒業、現在、法政大学教授。専攻は精神分析学、身体表現論。1994‐95年、英国サリー大学人文学部舞踊学科客員研究員。舞踊学会、日本ロシア文学会、国際舞踊史学会などの会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チェ・ブンブン
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今学期、映像文化論の授業を担当していた鈴木晶さんの本。もろ、彼の好みを徒然なるままに書いてあったので、テスト前に読むべきだった。バレリーナと映画業界は意外なほど濃厚に絡み合っている点や野球人並みに稽古人生を送るバレエ界なのに、「稽古しすぎると年を取るまで踊れない」と言い最低限の稽古しかしない人がいたり(マイヤ・プリセツカヤ)とバレエの豆知識がついた。しかし、バレエはオペラ同様、観ないと魅力が伝わってこないな〜2014/01/24
kokekko
0
ダンスマガジンに連載されていた、二十世紀の女性ダンサーたちの略歴コラムを本にしたもの。一冊のまとまった内容があるわけではないけれど、豆知識本としては楽しめるかも。ルビンシュテインやバレエ・リュスのベイビーバレリーナに関する記述は初めて読んだ。2010/01/27