内容説明
土方巽、大野一雄など暗黒舞踏を紹介し、世界のダンスシーンを変えた男、市川雅の舞踊批評のエッセンス。
目次
1 モダニズムへの問題提起1962~1971(瓦解する肉体;モダンダンスの停滞が意味するもの―砂川啓介舞踊作品;感動的な空間―レゾワルシュのマイムをみる ほか)
2 舞踏の興隆1972~1979(すばらしいダンサー、すばらしいレパートリー―パリ・オペラ座バレエ団;夢幻的な想像力の中へ誘う―東京シティ・バレエ団『眠り森の美女』;肉体が思想に昇華―土方巽の「燔犠大踏鑑」 ほか)
3 ポスト・モダンダンスの展開1980~1986(トウ・シューズの考察―トウ・シューズとボディ・カルチャー;受苦の真只中で―ナンシー演劇祭で踊った大野一雄;存在論と舞踏―舞踏第二世代 ほか)
4 土方巽没後、そして新しい波1987~1996(単純だが力にみちた『ダッタンの踊り』―モンテカルロ・バレエ団;死への傾斜、生への渇望…を踊る―エイコ&コマ;追悼―アルヴィン・エイリーの“栄光と悲劇” ほか)




