出版社内容情報
ツイッターで@okadaicとして、『とくダネ!』コメンテーターとして話題の文化系web女子・岡田育の“ハジッコ”人生とは?
内容説明
文化系WEB女子改めハジッコ女子・岡田育の自伝的エッセイ集。デジタルコンテンツプラットフォーム「cakes」の人気連載がついに書籍化!!
目次
第1章(ハジの多い人生;私は普通の人間です ほか)
第2章(遭難する準備はできている;亡き就活生のためのパヴァーヌ ほか)
第3章(気にしているのがイイ話;キレイはきたない、きたないはキレイ ほか)
第4章(タカラヅカなんて嫌いだ!(った)
恋とはどんなものかしら ほか)
第5章(「去年インターネットで」;バビロンまでは何キログラム? ほか)
著者等紹介
岡田育[オカダイク]
編集者・文筆家。1980年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。中央公論新社で雑誌および書籍の編集に携わり、2012年に退社。ウェブ媒体を中心に執筆活動を始める。イベント司会、情報番組のコメンテーターなども務め、同人サークル「久谷女子」メンバーとしても活動中。『ハジの多い人生』が初の単行本となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koichiro Minematsu
57
ハジっこの人生。生き方は自分が苦しくないなら自由で良い。決めつけられる理由はないが、どうも中心にいると思っている人が勘違いしているんじゃないかと感じることは多々ある。著者の視点や感じ方が良く分かった。様々な感情が表出して気持ちよい読後感です。2020/09/13
Y
47
私がツイッターを始めた頃から人気者だった岡田育さん。どんな人なのかよくわからないまま、ツイッターをフォローしたらとってもおもしろくて、どんな人生を生きたらこんなに面白い人ができあがるのだろうかと思っていた。人生と題名にあるけれど、人生全体を網羅したものではなく、岡田さんの考え方がよくわかるエピソードが中心だ。こういう本って読む者の共感に訴えるような、あるあるネタに帰着しがちだけど、岡田さんは自分というたった一つの個に明晰な考察力で迫っていた。自分の頭で考えるというのは、こういうことなのかもしれない。2014/06/27
ケー
15
続けざまの岡田育さん、「ハジ」がカタカナで表記されているのがミソ。果たしてなぜカタカナなのか?そしてこの人の文章がとても好み。端正で整っていながらもどこか漂うひねくれ感というか、物事を斜に構えて見ているような。でもその目線こそが岡田さんの魅力なんだと思う。2018/03/22
橘
8
面白かったです。“ハジ”は端っこという意味。「普通」なんて無いので皆さん距離の違いはあれど端っこに居るはずで勿論わたしも…と、岡田さんの文章にしみじみ頷きました。端っこからのほうがよく見える事もある。色々な所にも移動しやすい。たぶん。「普通」の定義が狭い人間は、「世界」の定義が狭い。世界は広いほうがなにかと面白いです。ふふふと読んでいると、第五章ラストの文章にゾクッとしました。約10年前か。あれから随分と、世界はきな臭くなりました。2022/12/30
コタツ
7
WEBで見かけたエッセイが面白かったので手に取りました。…なんだろう、不思議なバランスとスピード感。読んでいて「それはどうなんだ…」「ちょっと盛りすぎ…」という印象がちらつくのですけど。めちゃくちゃ納得したり、凄いと感じたりも。で、結局一気に読んでしまえた。なんだこりゃ、整理がつかない。どことなく混乱する読後。ちょっともう一回読んだほうがいいのかもしれない。…帯の「疑問符7割、共感2割、賛嘆1割」。めっちゃ嵌ってるわ、ほんと。2014/07/05