感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱせり
6
日本の浦島太郎の物語によく似ていると言われる。あっというまに白髪のおじいさんになって終わる浦島太郎がその後どうなったのか、気になっていたのだけれど、リップのような余生を平和に送ることが出来たかもしれない。リップが気のよい怠け者であることを思うと、『三年寝太郎』にもちょっと似ているように思う。2025/06/17
タリコ
2
浦島太郎的な類型ということで原典を読んでみたけど、自分の仕事は雑でよそのことにはマメというリップのキャラクター設定に笑えた。いますねいますね! 〈世にある鋭い刃物の中で、使うほど鋭さを増すものといったら、女の毒舌しかないでしょう。〉 〈ただひとつ、彼が長らく苦しめられてきた独裁政治といえば、「かかあ天下」ですが〉 あたりの表現からもリップの立ち位置が感じられて笑ったし、結局幸せっぽいラストも力が抜けるおかしみがあった。アーサー・ラッカムの絵がすてき。2023/01/07
なもないのばな
1
アーサー・ラッカムの絵がとてもよい。2021/11/08
ぼんくら
1
恩田陸の紹介本。妖精と一緒に酒を飲み一夜を過ごし、起きてみると20年がたっていた男の話。昔話にはよくある話だけど、20年というのは全てが無くなってしまう年月ではないので、男はうるさい女房がいなくなり、娘家族と末永く幸せに暮らすという結末でした。2011/01/17
suzuki
0
『リップヴァンウィンクルの花嫁』に向けて。2016/01/11