内容説明
日活ロマンポルノが生んだ愛と官能の映画作家・田中登のすべて。
目次
田中登の世界(小沼勝)
愛と官能の作家田中登
田中登インタビュー
インタビュー(中川梨絵;風間杜夫;川崎軍二;高橋明;宮下順子;鹿沼えり)
作品紹介(花弁のしずく;牝猫たちの夜;夜汽車の女;好色家族 狐と狸;官能教室 愛のテクニック ほか)
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RHINO
3
『㊙︎色情めす市場』『実録阿部定』『責める!』の部分は必読。「ひとつのイメージをどのくらい純粋化して映像にしたときに、予兆した観念や組み立てから離れて、でもそこには通底するひとつの予感みたいのはなくちゃ困るけど、アットランダムに書き連ねていったときに、夢のようなストーリーが出来上がったり、ひとつのものができあがったりというのは、ひとつの純粋な姿だと思ったわけですよ。」2016/02/25
まさやん80
2
田中登監督のインタビュー集。田中作品に出演した俳優やスタッフのインタビューもあり、読み応えあり。それぞれの映画の背景にある演出意図というものを田中監督が解説する。映画にかける田中監督の熱情が伝わってくる。すごく意識的な、そして自意識の強い演出家だったことが良く分かる。田中監督の作品はほとんど見ているが、もう一度それらを見直してみたくなった。2013/04/25
tkm66
0
『㊙︎色情めす市場』は今や国立フィルムセンターのパーマネント・コレクション!2007/08/16