内容説明
ルー・リード、パティ・スミス、デビー・ハリー、リチャード・ヘル、デイヴィッド・バーンら、総勢70名もの当事者の発言を随所に折り込みながら、60年代~70年代アメリカのパンク・ロック・シーンを詳細に見晴らした唯一の書。
目次
第1章 先駆者達
第2章 ファースト・ウェイヴ
第3章 セカンド・ウェイヴ
第4章 ノー・ウェイヴ―さようなら!
エピローグ サード・ウェイヴ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ザフー
14
「名前を変えるって言うのは、過去と縁を切るため、そしてなりたいものになるための手段なんだ」。その名をポール・ヴェルレーヌから取っているトム・ヴァ—ラインと、ランボー『地獄の季節』を思わせる別名を名乗った相方リチャード・へルとの、名を名乗ることの考えの違い。そして二人の歩む道の隔たりは、パンクオリジネイトの英米相関から見ても象徴的な事柄に思えた。ソニックユース以降の米国ロックを理解する上でもレッグス・マクニールの著作を読む下準備としても、整理が行き届いた良き本。70sNYの世界を彷徨うのが楽しい夏なんです。2023/07/13
ヒカル
2
ヴェルヴェッツ以外もフリージャズの影響があったということを知ることができたのは収穫だった。スーサイドの狂ったライブの描写が白眉。やっぱりヴェルヴェッツは偉大ですなぁ。2021/08/28
SoloLoco
0
NYのみならずクリーヴランドのパンクシーンについて知るには最適の本です。