内容説明
おなじみプログレ漫談本の第三弾!楽団クリムゾンは果たして天寿を全うできたのか!?デビシルとロバフリの合体は本当に僥倖だったのか?ロジャー・ウォーターズはプーチンの手先なのか!?
目次
第1章 IN THE GOAL OF THE CRIMSON KING ラスト・キング・クリムゾン
第2章 SWEET DREAMS ARE MADE OF 80’s プログレとニュー・ウェイヴとニューロマと
第3章 21ST CENTURY SCHIZOID MEN IN JAPAN 「妄想」は荒野をめざす
第4章 FOR JUNIORS WHO GROW PROGRESSIVE IN THE NIGHT 夜ごとにプログレる次世代のために
第5章 THE THIRTY‐SECOND DAY シン・シルヴィアン&フリップ
もういくつ寝るとエピタフ―どうしてプログレを好きになってしまったんだろう(リプライズ)
ボーナス・トラック
著者等紹介
市川哲史[イチカワテツシ]
1961年、岡山県生まれ。大学浪人中の1980年からずっと音楽評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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阿部義彦
21
大分間が空いて第3弾の『どうプレ』私と同じ62歳の市川さん、難聴で左耳がおかしくなり、お母様が癌で入院その後今度は本人が消化管間質腫瘍という、希少性癌になり、手術を受けたそうです。さて、今回は更に細かくプログレ沼を語ります。フィリップの細君トーヤしかり、細君と言えばスティーブ・ハケットの妻キムのジャケのアートワーク酷すぎて、だいぶ損をしてると思ったら市川さんも同意見、〈江戸時代の幽霊画以上、拙い法廷画未満〉とは良く言ってくれた、離婚して今は再婚したそう。出たばかりの新作『サーカスと夜鯨の秘話』は傑作です。2024/02/18
O-chami
4
市川君も還暦を過ぎ“rockin'on”に書いてた若き頃から、面倒臭い事を笑かしながら書く技術は健在。今回はRobertFripp & Toyah夫妻のYouTube“Sunday Lunch”の紹介が嬉しい。ノーブラと覚しき奥様は歌い躍り、寡黙で無表情なロック哲学者Frippがはしゃいでるので大爆笑❗️BGMはKING CRIMSONで「Starless & Bible Black~星一つ輝けぬ聖なる暗黒」🎶~「Braless & Slightly Slack~ノーブラならではの乳の僅かなたわみ」🎶2024/04/07
風鈴
4
タイトルからして、プログレッシャーの読む本。私はプログレも聴けば、メタルもニューウェイヴも聴きますけど。プログレは、EL&pから始まったかなぁ。キング・クリムゾンもジェネシスもイエスもピンク・フロイド等々も聴きたくなりますね。ちらっと出てきた山崎ハコさんも良く寝る前に聴いてます。最後に松村雄策さん、高橋幸宏さん、ISSAY、谷村新司さん、櫻井敦司、チバユウスケ(原文ママ)にメッセージが書いてあって、ぐっと来てしまいました。私も歳を重ねました。今まで私と伴走してくれた人たちに深甚な感謝を。2024/02/29
ぷるぷる
1
相変わらずかつての音楽批評の揚げ足を取って面白可笑しくプログレ系のアーティストを語ってますが流石に3冊目になると書くことないかもね。回顧ネタは語り尽くした感もあるし、音楽フォーマットも変わって編集物含めてアルバムなんか出ないし、鬼籍に入った人も多くて新ネタも少ない。なんらかの形で近年も公に作品だしてるキングクリムゾンというかフリップの話が多くなるのは当然。ピンキフロイドは既に話が第三次世界大戦レベルになってる。というわけで対象となるバンドの裾野が広がってワケ分からない感もありますがそれはそれで良しで。2024/11/09
おおきなかぶ
0
久し振りに市川哲史節を堪能しました。もう、ロバート・フリップは動かないのかな。2024/11/24