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内容説明
これはもうほぼ自伝!本人も全面協力した初の評伝で、パブ・ロック/パワー・ポップ界随一の才能のすべてがわかる!
目次
1 何様だと思っているんだ?(ヒーロー;2ウェイ・ファミリー・フェイバリット;コード・マスター)
2 ゲームを学ぶ(キッピントン・ロッジ;これぞハイプ;たとえいろんなことがあっても;ツアーは心身ともに疲れる;あてもなくさまよう年)
3 失われた週末(頼りになるやつ;状況はひどくても…;楽しい時間;クラッキング・アップ;スーパーマンのガールフレンド)
4 セカンド・カミング―再臨(給料日;熟れすぎた洗練さ;オールド・マジック;ジーザス・オブ・クール)
付録 すべての男はうそつきである‐語られていない物語
著者等紹介
バーチ,ウィル[バーチ,ウィル] [Birch,Will]
カーサル・フライヤーズ、ザ・レコーズの元ドラマー兼ソングライター。1980年代に入り、プロデュース業に移行。1990年代にはMOJO誌その他の音楽雑誌に多数記事を寄稿。2冊の著書もある。ロンドン近郊在住
丸山京子[マルヤマキョウコ]
東京生まれ。アーティスト通訳、翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MICK KICHI
59
ニック・ロウの評伝が翻訳で出るなんて…。大部な原書を手に入れて途方に暮れていた自分にとっては最高のサプライズです。ランディ・ニューマンですら翻訳は出版されておらず、近年、ハリー・ニルソン が出て驚いたぐらいだったのに…。コステロはムックが出たけど、まさかまさかのニック・ロウでした。知名度があるのは「恋するふたり」(二人だと違う有名な曲)ぐらいなのに、何故か心に響くメロディーとウィットに溢れて歌詞に魅力されて40年ぐらい。シンプルな楽曲とライブ活動を続けるニックさんの貴重な歴史を改めて確信できて感謝です。 2020/11/15
ponnnakano
4
ニックロウのことは、ずいぶん昔にコステロの友達ということで知ってからそのサウンドが好きで聞いているが、歌詞をあまり聞かずにいたため、人の良さそうなおじさんなんだろうと思っていた。今回これを読んで、酒、ドラッグ、女性に溺れていた様子を初めて知り、こちらの勝手に持っていたイメージとあまりに違っていて驚いた。リトルヴィレッジ結成前の、ライクーダーやジムケルトナーに怖気付いて(笑)断ろうとしていたけどめっちゃ怒られて行くことにしたエピソードには笑った。でCruel to be kindは永遠のフェイバリットです。2021/06/15
NICK6
4
いまニックとお友達のコステロの自伝(筆量半端ない大作)読んでて、活字表現者としての鬼才ぶりに驚愕中だが、アーティストとしてはニックが好み。類似曲皆無の曲作りは技量も懐の深さも天才。本書は冒頭から膨大エピソード満載。事前知識持ってる方には宝の山では。曲ばっか聞いてる私は、いちいち誕生からプロモーションの詳細に既有CD引っ張りだして確認。楽しかったが時間も要した。ダイレクトな想いが生で伝わってくるのは後半。アメリカ進出の失敗、落胆と再生、ドラッグ&アルコールの激白含め労作。でも自伝決定版としてはご本人切望 2021/02/27