内容説明
ジャズを読む快楽、ジャズを聴く愉悦。村上春樹、フィッツジェラルド、ボリス・ヴィアン、ジャック・ケルアック…。ジャズ評論家が「文学の中のジャズ」を徹底的に掘り下げて、実際の音と共に熱く語る。462曲分のSpotifyプレイリストが聴けるQRコード付き。
目次
1(「こういうことがつまりジャズなんだよ」―村上春樹とジャズをめぐる3章;「ジャズ・エイジ」のこだまは聞こえるか?―スコット・フィッツジェラルドとジャズ;恋とエリントンがあればいい―ボリス・ヴィアンとジャズをめぐって ほか)
2(小川隆夫・平野啓一郎『TALKIN’ ジャズ×文学』;アシュリー・カーン『ジョン・コルトレーン「至上の愛」の真実』;菅原正二『聴く鏡―一九九四‐二〇〇六』 ほか)
3(熱い情熱と冷静な洞察―野川香文『ジャズ音楽の鑑賞』の先駆性;国土なき「ジャズ共和国」の誇り―油井正一と『ジャズの歴史物語』;21世紀のための相倉久人―相倉久人『相倉久人の超ジャズ論集成―ジャズは死んだか!?』 ほか)
著者等紹介
村井康司[ムライコウジ]
1958年3月10日北海道函館市生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。大学時代はジャズ・ビッグバンドでギターと編曲を担当。87年から音楽についての文章を雑誌などに書く。尚美学園大学音楽表現学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴木拓
17
ジャズと文学、ジャズとアート、ジャズ史、様々な要素がぎっしり詰まった一冊。ジャズを聴きながら読みたい一冊でもあり、読んでいるだけでジャズが聞こえてくる一冊でもある。この本を読むだけで読みたい本がたくさん増え、聞きたいアルバムも増えてしまうのが嬉しい悲鳴。嬉しいのは関連する曲についてSpotifyのプレイリストがいくつもあること。ジャズにあるのは名曲ではなく名演奏ということや、演奏された曲ではなく演奏そのものがジャズといった見方は、詳しい方であれば今更なのだろうが、私にはとても新鮮だった!ジャズを聴こう!2024/06/18
ナオヒ
2
学生時代に村上春樹の『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』の文庫本を常に持ち歩き、ぼろぼろになるまで繰り返し読んだ身としては、まえがきと冒頭2ページを立ち読みしただけですぐさま購入を決意。家に帰って早速一気読み。『趣味:読書と音楽鑑賞』な著者と同じく、自分も昔読んだボリスヴィアン、フィッツジェラルド、ケルアック、山下洋輔など非常に懐かしく、久しぶりに再読してみようかななどと思ったり。やはり『ジャズと文学』は親和性が高いのだなあと改めて。Spotifyのリンクが付いてるのも嬉しい。ガンガン聴いてます♪2020/05/04
鈴木 一敏
1
最初の村上春樹と中央線のジャズ喫茶の話が良い。 iPhoneにSpotifyをダウンロードして聴いている。2021/08/01
げんさん
1
「本の中に出てくる曲を、本を読みながら聴くことがdきる、という時代がやってくるなんて」2020/10/13
くりたろう
1
spotifyおまけつき2020/07/26
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