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内容説明
怪奇派ロックバンド、人間椅子の中心人物による初の自伝。弘前が生んだ東北のトリックスターが、奇想天外な人生を明かす。「メンヘラ」でも「こじらせ」でもない、僕を作ったのは“屈折”だった―。
目次
第1章 弘前編(幼少時代;小学校時代;中学校時代;高校時代;精神の変容)
第2章 大学編(浪人時代;大学時代;デビュー前夜)
第3章 暗黒編(バンドデビュー;試練の始まり;結婚時代;生と死;曙光)
第4章 現在から未来へ(再生)
特別対談1 シソンヌじろう
特別対談2 みうらじゅん
著者等紹介
和嶋慎治[ワジマシンジ]
1965年12月25日生まれ。青森県弘前市出身。大学時代、高校の同級生であった鈴木研一とハードロックバンド「人間椅子」を結成。ギターとヴォーカルを担当。1990年、デビュー。ドラムのナカジマノブは2004年に加入。一時は低迷期を経ながらも休止はせず地道に活動を継続(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shizuka
56
ニースの友人宅で出会い、何気なく読んでみて目から鱗。苦労とは何か試練とは何かそして幸福とは何か、人間だからこそ常に考えざるを得ないことへの向き合い方のひとつの方法を知れたと思った。好きなことをするために、苦労してきたと胸をはって言える和嶋さんかっこいい。そしてやっと好きなことで食べられるようになって、昔、奥様と暮らした場所へ行き「ありがとう」と呟くシーンで滂沱。色々な場面で守られていると感じることができる和嶋さんだから、試練を乗り越えてこれたのだ。私はこの本に出会うためにフランスへ行ったのかもしれない。2017/11/08
山田太郎
39
たまにイカ天出演時のYouTube見たりするので、軽いファンといいますか、イカ天ブーム時にCD買ったりしたのですが。一番いい時期に出演したのかなと、福岡は途中からだったのでよくわかんない。結構読んでる人多いんだなと。現在のルックスに驚くというかのび太みたいな感じでなかったかなと。猟奇が街にやってくるを聞きたくなった。新しいやつも聞いてみようかと。音楽で食べていくのもたいへんですが、会社員も気分悪いこと多いしなと思わないではない。2019/02/18
くさてる
28
「世の中は必ず自分のしたことの結果しか帰ってこない」かの「人間椅子」の和嶋さんの自伝。こちらの予想を裏切らない読みごたえと、文才、自然に溢れてくるお人柄に夢中で読み終えました。浮き沈みの多いバンド生活は、どこか文学青年の葛藤にも通じるものがあって、紆余曲折のすえに、いつかたどりついたその場所がとても尊く、和嶋さんらしかった。本当に、どの一文を切り取っても、和嶋さんだと思った。巻末のみうらじゅん氏との対談も良かったです。2017/05/31
じょり
28
ニコ生のライブをタイムシフトで見ながら読了。予備校~大学時代がとても青春を謳歌している感じでうらやましかった。そしてホント最近まで風呂無しアパートに住んでたなんてすごいな。やってる音楽の影響か元々の素質なのか、不思議な出来事に遭遇することが多くてびっくり。一気にCD集めたのでじっくり聴いてないのも多い。なのでこれから本書を思い出しながらじっくりと聞いてみようかな。2017/03/03
ばんだねいっぺい
24
大友さんから「苦労してないね」と言われて因果鉄道の旅が始まり、みうらさんに「あの頃から君が好きだったんだ。」で終わる感じがした。頑固マンが頑固さの注ぐ先を変えた途端に流れが良くなってきたは、なんか、特に腑に落ちた。 2019/05/05