- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 音楽
- > カタログ・事典・年鑑
内容説明
心に残るあのメロディーを生んだ「匠たち」の仕事に迫る一冊!
目次
1 フリー作曲家たちの登場(中村八大;浜口庫之助 ほか)
2 グループ・サウンズ黄金期を支えた作曲家(鈴木邦彦;平尾昌晃 ほか)
3 歌謡ポップスから演歌まで(中村泰士;鈴木淳 ほか)
4 戦後世代の作曲家たち(都倉俊一;森田公一 ほか)
5 シンガー・ソングライターたちの隆盛(宇崎竜童;大瀧詠一 ほか)
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hitotak
2
中村八大から小室哲哉まで、タイトルを見れば自然と曲が思い出されるような多数の有名曲やマニアックな無名曲の解説と、作曲家たちの音楽歴・作風が詳しく書かれている。昭和歌謡とあるが平成前期のヒット曲や、こういった本ではあまり取り上げられない演歌系の作曲家たちもしっかり紹介されていて、戦後の歌謡曲の歴史がよくわかり、非常に充実した労作だと思う。複数の音楽ライターが分担して書いた本(馬飼野氏は監修者)だが、どの書き手にも作曲家とその作品へのリスペクトが感じられ、ガイドというよりも読み物として大変面白かった。2018/11/06
サトル
0
昭和歌謡を形作り彩って来た作曲家たち、中村八大から小室哲哉まで合わせて59人の作曲家たちの凝縮のガイドブックになっている。この時代の音楽シーンを大きく5章に分けて冒頭で大筋解説があって作曲家の個別解説・作品紹介などジャケット写真資料も充実していて興味深いものばかりだ。作家とシンガーのエピソードコラムや独自の譜面解説も載っていて読み応えも抜群で飽きさせない構成になっている。かつての新興音楽出版社から営々と培われてきた音楽雑誌の総合力のなせる技というか、幅広い音楽ファンに向けた教則本のような内容になっている。2022/04/01