内容説明
個性的なミュージシャンたちが放った個性的な名言の数々の背景、影響、真意などを音楽ジャーナリストたちが徹底解説。
目次
「今の僕らはキリストより人気がある」ジョン・レノン（ザ・ビートルズ）
「これは人々が期待していたものではないし、自分たちさえ予想していなかったものだ。優れた作品になるためには最初の意図を超えたところまで行くべきなのさ」トム・ヨーク（レディオヘッド）
「俺たちが成し遂げたいのは『状況は変えられる」という社会的雰囲気なんだ」ジョー・ストラマー（ザ・クラッシュ）
「ライヴで裸になるのは自由を表現するための究極の行為なんだ」アンソニー・キーディス（レッド・ホット・チリ・ペッパーズ）
「限界なんて最初から存在しないのよ。あると思い込んでいるだけ」レディー・ガガ
「新生児の泣き声―これこそ、パンク・ロックに対する僕の定義だ」サーストン・ムーア（ソニック・ユース）
「６０年代には『３０代以上の連中を信じるな」と言われたけど、今なら『３０代以下の人間を信じるな』と言いたい」ボブ・ディラン
「ホームレスをやってても悲惨だって感じなかったね。僕には音楽があったから、いつも裕福だった」ベック
「俺は２歳で成長が止まった。アクセル・ローズは泣きわめくガキだって言う奴がいるけど、そいつらは正しいよ」アクセル・ローズ（ガンズ・アンド・ローゼズ）
「『音楽で世界を変えることはできない』と言っている自分がいる。でも曲を書くたびに、もうひとりの自分が『でも世界を変えたい』と言ってるんだ」ボノ（Ｕ２）〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
35
ジョン・レノンがビートルズとソロ枠で2回登場。51ページのシド・ヴィシャスの写真がクール。夭逝という言葉を躊躇なく使える数少ないひとり。一方で伝説にならなくていいから生き続けてくれたら、とも思う。たとえばジム・モリソン。ドアーズから離れ、詩人活動がひと区切りしてロックに戻ってきたらどういうアルバムを作ったか。あと己をポップと言い切れるデーモン・アルバーンに逆の意味でロックを感じた。どうしてもオアシスと比較して遠ざけていたがブラーも聴いてみるか。記事としてのベストを挙げるなら山下泰司氏の書いたプリンスの章。2023/02/02
壱萬参仟縁
11
ジョン・ロックの思想ではない。楽器の方。２００５年初出。レディー・ガガ曰く、「限界なんて最初から存在しないのよ」（２０頁）。自分で狭めてはいけないと思う。音楽で世界を変えたい（U2のボノ、３４頁～）。その熱意は社会貢献活動（世界基金など）にも表れている。「ロックンロールは上質なワイン」（キース・リチャーズ、４８頁～）。「人生とは、人生以外のことを夢中で考えている時にあるんだよ」（ジョン・レノン、１０８頁）。社会とか、生物について考えている時か。「来世でも、音楽が待っていてくれるさ」（J.ヘンドリックス）。2013/06/19
Stair512754
2
近所のバーで まあまあ酔っぱらいながら読んでいる、午前２時 難しいことは分からんけど 最後のページがポール・ウェラーの言葉 「昔は街を行く人の格好を見れば、何を聴いているかがわかった 今は皆、上下ジャージが普段着だから難しいね」 笑ったよ～ この言葉に解説を書いてる今井スミさんの 「スタカン時代には、紺ブレに、ホワイト・デニム、ボーダー・シャツ、ローファー等、ポールのコーディネートを真似る人々が続出した」 はい、私そのまんまの格好でスタカンのライブに行きましたわ（笑）2022/11/28
キンセンカ
2
名だたるアーティスト達は言うこともリズムに乗っている！2015/06/14
ソニックゆうすけ
1
洋楽アーティストに特化した名言集。まるで偉人のような名言を残している人や、踏み外して迷言になってしまう人とか。今はシンプルな言葉が差さりました。本書ではジョン・レノン×2、ベック、ビョーク、シド・ヴィシャス、ルー・リード、マドンナ、コートニー・ラヴ、ジミ・ヘンドリックス辺りが好みでしょうか。気になる人は読んでみて下さい。2022/02/15
