ヘロイン・ダイアリーズ

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  • サイズ A5判/ページ数 431p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784401632398
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

内容説明

モトリー・クルー全盛期の80年代後半。ヘロインのみならず、コカイン、そして酒に溺れた日々の告白。自分を捨てた実の親に対する憎しみや、薬だけでつながった人間関係、リハビリの苦しみと再びジャンキー道へと堕ちていく回想…重度のジャンキー時代、そのリアルな日記を公開。

目次

手短な医学辞典
もう一つの医学辞典
忌まわしい物語の登場人物
「メリー・クリスマス…って、世間じゃクリスマスにそう言うんだろ?」
「10cc分の情事っていう言い方もありかな」
「頭がおかしくなりかけた俺を、唯一、救えるのはヘロインだ」
「…ほとばしり出る血がクロゼットのそこら中に…そして俺は、この皮膚の下にところかまわず射ち込んでいた。それがこの苦痛を拭い去ってくれることを祈りながら…」
「俺の具合の悪さは、悪臭よろしくこの身体から漂っているのか?」
「そいつは俺に言った、跪いて祈りなさい、取り憑かれているドラッグから解放されるために」
「もしかして、あの売人連中をはべらせとくのはヤバイかもしれない」〔ほか〕

著者等紹介

シックス,ニッキー[シックス,ニッキー][Sixx,Nikki]
本名フランク・フェランナ。シアトルで育ち、17歳の時、ロサンゼルスへ移った。1981年、親友トミー・リーと結成した伝説的ロック・バンド、モトリー・クルーのベーシストとなる。現在、モトリー・クルーでの継続的活動の傍ら、作曲、映画制作、新たなバンドでの活動、洋服デザイン等、様々なプロジェクトを展開している

ギッティンズ,イアン[ギッティンズ,イアン]
15年にわたり、音楽と大衆文化に関しての執筆活動を行なっている。ロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

91
1987年の心停止へ至る一年の日記を自身と周囲のコメントを交えて回顧。視点も逸話も『the dirt』(鬱・自虐と中毒を育む家族背景や業界体質を詳細に記載)との重複を避けているがモトリーはどう掘ってもモトリー。中毒の交際相手と売人の密着に加え、ガンズとツアーでは治療も台無し。不安定で双極的な情緒、節度・現実の喪失、矛盾した愚痴の奔流等の依存地獄の叫びにもユーモアを通底させるのが彼のモットー。つくづく生きてるのが不思議だ。周囲の罪まで容赦なく晒す反逆精神がメンバーや家族との相互理解に繋がるのもモトリー流儀。2023/03/19

まこちゃん

2
モトリークルーの自伝本の映画the dirtを見て以来、バンドの過去音源を聴き直したりするうちにハマってしまいこの本にたどり着きました。内容は1986年12月から約一年の間ニッキーがつけていたという日記と当時を振り返った本人と関係者の証言で成り立っていて、まるでドキュメンタリー映画を観るかのよう。中毒による幻覚や禁断症状の場面は目を覆いたくなるような悲惨さですが当時のバンド内外の人間関係、アルバム制作背景などは興味深く読むことができました。モトリークルーや当時の音楽に興味がある人へおすすめの一冊2019/09/23

marron

1
ここまで滅茶苦茶でなくても大なり小なり幼い頃からの問題が積み重なって青年期に破滅的な行動を取るようになるのは良くある事で、その真っ最中の混乱と苦痛は自分にも覚えがある。のでそんなに頁を割かなくても理解できる。彼が凄いのはそれで失った信頼や人間関係を後に修復している事で、それをどのように成し遂げたのか失敗も含めて詳しく知りたいし中毒で苦しむ人達の手助けになるのもそこの部分ではないかと思うのだけれど再生に向かう時期の事は箇条書きで彼の中で何が起きているのかまでは描かれていなくて残念に思う。2014/06/04

Hitomi Yamane

1
モトリー・クルーのベーシスト、ニッキーの薬物中毒日記。 80年代も今までも殆どモトリーを聴いていなかった私だけど とりあえず読んでみた。 薬で死にかけているのに、ちゃんと演奏して まめに日記(殴り書き?)を書いていたってこと自体、 不思議なくらい。。 めちゃくちゃな生活。 読んでいてて、何回か気持ち悪くなってしまった。 改めて、YOU TUBEで曲を聴いてみたら 80年代に思っていた感じより、なかなかよかった。 2011/10/24

1
壮絶すぎた。とにかく一番最初に浮かんだ感想は、よくこの人今も生きてるな…だ。この本を読んでからニッキーのソロプロジェクト、Sixx;A.M.のアルバムを聴くとまた印象がより深くなる。2013/06/24

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