内容説明
過渡期にある国家に起きた様々な騒動とそこに生じた解放的エネルギーを見事にとらえた本書は、サム・クック、レイ・チャールズ、ジェイムズ・ブラウン、ソロモン・バーク、アレサ・フランクリン、オーティス・レディング、アル・グリーンといった伝説的アーティスト、ゴスペルとリズム・アンド・ブルースを融合してサザン・ソウル・ミュージックを創り上げた人々の物語である。
目次
ソウル・セレナーデ
ソウルの幕開き―サム・クック、レイ・チャールズ、そしてミュージック・ビジネス
キング・ソロモン―流浪の王
始まり―スタックス
オーティス・レディング
スタックス―黄金時代
フェイムとマッスル・ショールズ
パパズ・ガット・ア・ブランド・ニュー・バッグ
ソウル・クラン
ジ・アザー・サイド・オヴ・メンフィス（もう一方のメンフィス）
スタックス、ヨーロッパへ―ビッグ・オーの帰郷 勝利と悲劇
アレサ登場
夢の終わり
時が変化をもたらした
著者等紹介
ギュラルニック，ピーター［ギュラルニック，ピーター］［Ｇｕｒａｌｎｉｃｋ，Ｐｅｔｅｒ］
２０世紀のアメリカ大衆音楽に取り組む傑出した作家として広く知られている
新井崇嗣［アライタカツグ］
１９６７年生まれ。１９９１年より映画配給会社に勤務し、外国映画およびＴＶ番組の買い付け・販売に携わる。９４年に退社後、英語学の習得のため渡米。帰国後、翻訳者、英会話講師として活動。中央大学法学部卒、メンフィス大学英語学部修士課程修了
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいち
3
ﾌﾞﾗｯｸﾐｭｰｼﾞｯｸ好きでこの本読まずに死んだら、人生損してる。それくらいの良書。ｻｻﾞﾝｿｳﾙの歴史は奇跡の連続だったのだと感じ、読むうちに自分もｿｳﾙの現場に居合わせた様な気持ちになる。この本を読んで、ｵｰﾃｨｽやJBを聴くといい。ﾌﾞﾙｰｽﾌﾞﾗｻﾞｰｽを観る楽しみも100倍になる事請け合い。優れたｿｳﾙCDｶﾞｲﾄﾞでもある。2012/03/17
ULTRA LUCKY SEVEN
2
大良書。2012/03/02
tsunemi
0
素晴らしい情報量 ノーザンソウルとりわけモータウンを商業主義の音楽とザックリ切り捨て、サザンソウルにのみフォーカス。 独創的な観点のため賛否あるだろうが個人的には納得できる。 サム&デイヴ hold on～の曲名に関するやり取りに爆笑。2018/02/22
